なぜ英語が上達しないのだろう。発音や文法の問題?もしかして日本人だから?
英語。
中学校から長い間やってきたけど。社会人になってからも、勉強してるけど。
全然喋れない。
聞き取りも、アメリカのドラマや映画では何を行っているのかわからない。
なんでだろう?
英会話教室に通えば解決するのだろうか?
でも費用がかかる以上は効率的に通いたい。
ではどれほどの英語力やリスニング力があれば、コスパ良く使えるのだろう?
初回は自己紹介含め、これまで英語学習をしてきた中で、
”わかってきたこと6つ。”
をあげて見たいと思います。
1. まず自分の英語学習を振り返る
自分と英語との付き合いを少し語るのであれば、
1990年代にTOEICと英検を受験したことがあります。
・TOEICは730点
・英検は2級
です。そして就職後も英会話が使う仕事ではありません。ただ
・英語を読む能力はある程度必要な仕事
・米ドラマ映画が好き
ということはありました。
そこで10年くらい前に思い立って、米ドラマのリスニング学習を始めました。
加えて最近ではCNNやMLBなども視聴しています。
ちなみにこれらは学校英語とは異なる、という意識もあってTOEICなどのテストは受験していません。
というのが自分の現在の状況です。
2. 英語にも当然ある学習の壁
英語を勉強していて感じたことの最初は、いわゆる”壁”の存在。
壁にぶつかりそれを壁を乗り越える。技術的にあるいは精神的に。
英語に限らず何かを習熟するにあたっては、試行錯誤や努力した後の”抜けた感”をたびたび経験します。
楽器でもスポーツでも。
リスニングでもこの抜け感を経験しました。そのごリスニングがだいぶ楽になった。
「感覚的に英語ができるようになった気がする。霧が晴れて周囲がひらけてきた感じがした。」
モヤモヤ感が減りました。
いわゆる”英語脳”というのも、要は脳の神経回路の物理的新生(変性)ですから、まあ何か脳内で変化したのでしょう。
同時に英語を勉強しているという感覚からは少し楽になりました。
日本語と英語を切り替えながら生活している感覚というか。
むやみやたらに一日中英語をかけ流すような、焦りが混じったようなマインドセットからも解放されました。
3. あらためて日本人に習う
自分はこの辺りの壁を自力で超えたと思っていますが、だいぶ紆余曲折した自覚があります。
誰か英語が得意な人のアドバイスがあればもっと速かったのだろうと思っています。
ただし、英会話に通ってネイティブに習ってもこの壁は超えられないと思ってます。
それは自分の経験からほぼ確信してます。
というのも日本語が話せないネイティブは、
”なぜ日本人が英語を苦手としているのか”
を日本人が納得できる形で説明できないからです。
だからもし独学に限界を感じているなら、そこはネイティブに習うのではなく
英語の仕組みや日本人が苦手とする理由や勘所などを教えてもらう。
すでに苦労して身につけた人がいるのなら彼らに教えてもらうほうがいい。
そこは苦労や努力をする場面ではない。
・日本人講師メインのオンライン英会話「ワールドトーク」4. 英語能力のバランスが良くない
言葉とは、”読み”、”書き”、”聞く”、”話す”。
義務教育の英語はどうしてもこのバランスを取るのは難しい。
最近ではリスニングも取り入れられていますが。でも基本は読むこと。そして少し書くこと。
でも日本語を覚えたことを思い出すと、読むこと書くことはだいぶたってから。
読むことから始める順番はやっぱ不自然です。
ということで英語をやり直すにあたって、必要なことはこのアンバランスを矯正すること。つまり
・まずはリスニング力を上げること
・そして英語で考えること
具体的にはネイティブでいうところの4歳程度の英語力を身に付けること。
そしてネイティブの6歳くらいを一段上の目標にします。小学校に入った頃。
難しい単語の意味は知りませんが聞き返せます。
話すときは第4文型、第5文型や仮定法も使って話せます、というレベル。
具体的な良い判断基準があります。それは
「ディズニージュニアの番組を楽しめること」
この番組を英語聞いて楽しめるか?
5. 英語の発音は2種類ある
ドラマなど見ていると気づくのですが、ざっくりと英語の発音は2種類あるようです。
日本語も同じですね。
[1]. 書き言葉的な丁寧発音(他人発音)
[2]. 話し言葉的なくだけた発音(身内発音)
自分たちが日本で日常的に触れる英語の発音は[1]です。
・ネイティブ先生の授業での発音
・NHKラジオ英会話の発音
・TOEICや英検の発音
・学習教材の発音
・電車の英語アナウンス
・ビジネス上の会議でのやりとり
などほぼ全て。外国人相手の容赦した発音で[1]でも実はさらにゆっくりで丁寧。
一方の[2]はネイティブ同士が親しみを感じて話す時の発音です。「タメ口発音」とか呼ばれたりもしますね。
日本にいて聞けるとすれば
・街ですれ違う外人が話している発音
・海外YouTube映画やドラマの発音
・海外トークショーやバラエティの会話
・英語の先生や仕事のクライアントが、休憩時合間にネイティブ同士で雑談している時
明らかに丁寧発音とは異なる、ほぼ聞き取れない英語ですね。
[1]が聞き取れて[2]が聞き取れないのは日本人としては普通です。
でも[2]も聞き取れるようになりたいですよね?というのが当サイトです。
リスニング力を上げて英語力のバランスを修正するのですが、経験値に乏しい[2]を特に習得しようというのが当サイトの試みのひとつです。
6. 日本と英語の言語間距離
英語が難しい理由も勉強すればするほど納得・理解が進みます。最大の事実は、
”言語間距離”
ググってみると”英語は日本語からもっとも遠い言語”と出てきます。
逆も同様で英語話者にとって日本語は地球上で最も習得が困難な言語のひとつだと。
まあ納得です。英語を流暢に喋れる人いないですもんね。
それは文法や発音の差が違いすぎるのが理由なのでしょう。
同時通訳者のどなただったかも岩波新書の著書で、「ネイティブ並みになるのは諦めてる」主旨を述べられていたと記憶しています。
自分達はそれを理解しつつもネイティブ4歳くらいを目標に。
そのあたりまで到達して、その後ネイティブに習えば可能性はさらに広がるのだと思います。
ただ(大)問題があって、その言語間距離が障壁となって特に日本人(と韓国人も)の場合
”効果の上がらないやり方”
というものが明確に存在します(証拠は私たち)。
続けていてもそれはザルで水を掬うことと同じやりかた。
”10年学んでも変わらない”
とう可能性は十分ありうるやり方。
自分は多くのドラマや映画を視聴してきましたが、”学習方法”には注意が必要だと改めて感じます。
今後はそれらの学習的な反省点なども含めてドラマのレビュー記事を書いていきたいと思います。
また日本人が英語が苦手な理由や、効率的な学習方法、やらないほうがいい、などレビュー以外のこともお伝えしていきます。
時間は思いのほか作り出せるもの・・・
・わからなければ日本語で質問OK!オンライン英会話「ワールドトーク」自分は遠回りしましたが、皆さんはしませんように。
(以上、2020年10月)
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