ネイティブの英会話に行く前に:英語のやり直し勉強をしていて気づいたこと7選
以下、2020年10月初稿版
ますはネイティブ4歳の英語力が目標:日常英語のリスニングにこだわる
「英会話に行くリスニング力が。」のディーわいと申します。
当サイトは英会話に通おうと思っている、すでに通ってはいるが思うように成果が出ないと感じている、また留学を考えている、海外で思うように英語力が伸びないなど、努力はしているものの霧の中にいるような感じを抱いている方々に読んでいただければと思っています。
1)英語学習にもあるスレッシュホールド
外国語の能力には閾値(しきい値/スレッシュホールド)のようなものが存在します。この閾値まで到達すると、感覚的なのですが英語ができるようになった気がします。霧が晴れて周囲がひらけてきた感じがします。
たどたどしくもそれでも暗記に頼ることなく話すことができる、すこし込み入った文も考えながらなら書くこともできる、リスニングも全部は聞き取れなくてもおおよその筋は外さないので気にならないなど。
またこの閾値に到達すると、英語を勉強している感覚は減少します。日本語と切り替えながら生活している感覚が芽生えます。むやみに一日中英語をかけ流すような焦りが混じったマインドセットからも解放されるでしょう。
その閾値への到達は独学でも何とかなります。お金を出してネイティブに頼るのはこの閾値に到達してからでもよく、それが金銭的にも効率的ではないでしょうか。
2)リスニング力を上げる
またネイティブに学ぶ前に、日本語で座学的に学習したほうが第二言語を学ぶにあたっては効率的で理解しやすいこともあります。
最初は英英辞書を使うよりは日英辞書を使う方が効率がよいでしょう。なぜそのような文法になるのか、ネイティブに聞くよりそれに苦労した日本人から学ぶ方がいいかもしれません。
そして義務教育の英語の問題は、そのバランスの悪さにあります。極端に言えば読むことしか学びません。加えて言語習得を読むことから始めてしまう順番も不自然です。
英語をやり直すにあたって、私たち日本人に必要なことはこのアンバランスを矯正すること。つまりまずはリスニング力を上げること、そして英語で考えること。
それはネイティブでいうところの4歳程度。おおよそどのような英語でも(意味がわかるかは別として)聞き取れるようになること。
そしてネイティブの6歳くらいを一段上の目標にします。難しい単語の意味は知りませんが聞き返せます。難しいロジカルな、あるいは抽象的概念の意味はわかりませんが聞き取れてはいます。話すときは第四文型、第五文型や仮定法も使って話せます、というレベルです。
具体的には「ディズニージュニアの番組を楽しめる」というレベルです。
3)当サイトの目標
私たちが学習過程で触れる英語を当サイトでは「教育英語」と呼びます。たとえばネイティブの先生の授業英語、NHKラジオ英会話の英語、TOEICや英検の英語です。
一方でYouTube、映画やドラマの発音は、教育英語の発音とは異なると考え、当サイトでは「日常発音」と呼んで区別します。
そして当サイトはこの「日常英語」にフォーカスしてリスニング力を上げ、英語力のバランス修正を目指します。
筆者はそれなりにドラマや映画を視聴してきたこともあり(多聴は時間効率は良くないです)、レビューを通じて読者にタイトル取捨選択の事前検討資料を提供できればと思います。
また日本人が英語が苦手な理由や、効率的な学習方法、やらないほうがいい、などレビュー以外のことをコラムとしてお伝えします。
英語は日本語からもっとも遠い言語と言われています。それゆえ習得に時間がかかることは間違いないと思います。それでも上記の閾値(ネイティブ4歳くらい)の到達は誰でも可能と思います。
そこまで到達しそしてその後ネイティブに習えば人生の可能性はさらに広がるのだと思います。
ただし日本人の場合「効果のないやり方」というものが存在すると考えられます(証拠は私たち)。これらを続けていてもそれはザルで水をすくうことと同じなので10年学んでも変わらないとう結果が待っています。
せっかく学んだ英語なのでそれを趣味としてしまいましょう。テレビもネットニュースもSNSも、そんなに面白いものではないことはおすでにお気づきでしょうから。
その時間を英語に当てましょう。私は遠回りしましたが、皆さんはしないように。
(以上、2020年10月)