資格, ドラマ, 留学, 仕事:英語をやっている目的別に効率的な学習方法を考える
ネイティブの英会話に行く前に:英語のやり直し勉強をしていて気づいたこと7選:

(DEEY─)「もったいない勉強のやりかた」を今回は考えたいと思います。
「それは必要ないんじゃ…」「それはやっても忘れそうだね…」という感じのやり方。「その目的であればそれは効率的だろうか?」など英語のやり直しで考えておくこと。
「いやまあ趣味でやってるだけだし」に対しては「素晴らしい」ことだと思います。みんな続けられないか、続けてもなかなか上達しないで心折れるので。モチベーションが維持できるのも才能の可能性あるし。
今回は受験生や会社の要求がある人「ではない人」向け。社会や親から言われたわけではないけど目標持って英語やってる人向け。
「何のために英語を勉強してるんだっけ?」
「英語をやり直したいというモチベーションはあるけどまず何をどうしよう?
「目標は定まったしマインドセットはOKだけど、実際どうやってやっていくか?」
という自問自答している人も何か引っ掛かれば。
1)果てしない英語学習の航海
英語(外国語)の勉強はけっこう時間が必要で、しかもしんどい場面がけっこうある。母国語なら、聞く・話す・書く・読を毎日数時間やって何の苦労もないのに。
それはSOVシステムとSVOシステムの相容れない宿命で、日本人特有の困難の可能性が高いのだけれど。まあそれはそれ。
自分の場合英語のやり直しを始めて何年かして「あれ、なんでこんなに頑張ってるの?」と思うことが出てきた。もちろん受験生ではなかったし、会社から要請された立場でもなかった。
所謂「趣味」ということなんだけど、今振り返ると「それにしては長い間ハマっていたな」と。そして「果たしてそれに当てた時間はどうだったんだろう?」という反省にも似た感じがある。
まあそれはさておき、具体的目標をもって勉強している時に考えておきたいことを、これから考えてみたい。
・英検やTOEICを受けるため
・仕事で必要だから
・海外に行くから
・米ドラマを楽しみたい
という感じになるのだと思う。
2)英検・TOEICの高みをせっかくなら目指したい
TOIECや英検は履歴書に書ける資格だし、ハイスコアを目指している人は多いと思う。というかほとんどの人はこれだと思うけど、この場合もしやっていいたら再考すべき時間とお金の使い方としては
・ドラマや映画を教材にしたり
・お金をかけてネイティブの英会話に通うこと
かなと思う。「せっかくなら楽しみながらやろう」とドラマを選択するパターンはある。でもTOEICや英検という目的があるのであれば、それは後回しでいいと思う。
ドラマの英語は日常的な「生活英語」。TOEICの英語は「ビジネス英語」。発音も違うし、使われる語彙も違う。
英会話に関しては確かに英検の2次やTOEICでもS&Wならスピーキングがあるけど、そこまでしなくても教材は世の中に出回ってる。
ただ例えば独学ではどうにも600点越えれない。ということであればそこには自分では気づけない理由があるはず。であればであれば多分その時に頼るのは、ネイティブではなくて英語の得意な日本人
なぜ日本人は英語が苦手なのだろうか。発音の問題なのか?文法なのだろうか?
わからなければ日本語で質問OK!オンライン英会話「ワールドトーク」
3)日本国内だけど仕事で英語を使う
仕事で英語を使う必要がある場合、特に日本国内で先方(ネイティブ)がこちら側を、英語が苦手な日本人とし容赦してくれるようなパターン。
込み入った話にはバイリンガルの人が対応してくれるけど、そうはいっても多少は自力で何とかしたいとい人。
1)ドラマや映画で学ぶこと
これは必要ないです。ドラマや映画のようなネイティブ同士の速さもなければ、くだけた表現もない。米ドラマのレベルの発音も速度も必要ない。日常会話・生活会話あまりしないですし。できれば最高ですけど。
2) 英会話に通わないこと
お金と時間に余裕があればネイティブの英会話に通うのがよいと思います。オンラインのやつもいい。目的は能力向上ではなくて度胸と慣れのため。時々訪れる程度の会話機会だと、まず言葉が出てこない。
能力向上のためならTOEICがおすすめ。さすが国際ビジネス協会。ビジネス用語や言い回しなどの宝庫。みんな知ってるだろうけど改めて。
4)海外語学留学やワーキングホリデーに行く
海外生活や海外留学ワーキングホリデーの予定がある人。最近は少ないかもしれない。「もったいない」のは─
1)英検やTOIEC向けの勉強をやっている
どっちもいらないです。単語とリーディングは特に、あとリスニングも。ただ文法だけはしっかりとやっておきたい。文法知らないで喋れるとかないですから。いっつもSVOの3単語だけになってしまう。
2)英会話に通わない
ネイティブの英会話通えたら通いたい。でも優先順位的には文法が先。文法やらないといつまでもカタコトから進化しない。
3)ドラマやネットで勉強しない
普通の人はどのような会話をするのか知るために。『ディズニープラス』でも『YouTube」でも。
5)米テレビ番組を見れるようになりたい
ドラマや映画を英語音声で楽しむようになりたい。おすすめしません。日本人にはハードルが高すぎる。想定の何倍以上も高いと思う。
やるなら段階を踏むべきだけど、『ディズニーチャンネル』から始めてもかなり時間も労力も消費する。体験談として。加えて維持するのが大変。
このレベルの英語を話してくれる人が、日常的に周囲に存在しているのであればいいですが、そうではないならまず使う機会がない。
6)「使わないものは衰える」ルーの法則
自分が米ドラマをあまり見なくなったのはこれ。「やっても使わなければ忘れる」ということに気づいた。遅いけど。
ことばを忘れるのは意外と早いと思う。普段毎日使ってるからあまり考えないけど。
なので発音だったり速度だったりが難しいドラマを使ってせっかく勉強しても、海外生活の予定がないのであれば、ドラマを見なくなったら、あっという間に忘れてしまう。
それならば自分にとって毎日触れる機会があるレベルの英語に絞ってやった方がいいかな、と思った。TOEICのテストを受けるなら、その周辺の勉強だけをするとか。CNN見る目標なら『CNN Englsih Express』買ってそれ中心とか。
せっかくやっても「いつか使うはず」では使わないまま「いつか忘れてしまう」。
時間は限られている。
skatenaokiによるPixabayからの画像
(2021年10月)
『英語学習マインドセット』シリーズ:以下続編第3回
英語学習が続かない問題:努力できるのも才能でモチベーションを保つのも才能か