第27回 中2ユニット6:P69- P79『ニューホライズン2』単語,文法ガイド

『New Horizon』シリーズ 目次
中学英語と高校入試(カテゴリー)
・2021年度:令和3年度版(2ページ目)

辞書を引く時間何とかならない?

中学教科書『ニューホライズン』の単語・用語解説シリーズ。第13回は─ 中学2年『New Horizon 2』

・ユニット6
・69ページから79ページ

までを解説します。

前書き、使い方

新単語は以下のような”凡例(ルール)”にしたがって記述しています。

─ 凡例 ─

word(s):<品詞> 「和訳」 。〜説明〜

phrase:<句>「和訳」。〜説明〜

英語は同じ綴りで<動詞>で使ったり<形容詞>で使われたりします。そのためここでは”どの<品詞>”で使われているかも併記します。

“<名詞>として(使われている)。”

と書かれていた場合は、その単語はいくつかの品詞の種類があるけれど、本文では<名詞>として使われていることを示します。

“<名詞>”

とだけ書かれている場合は、その単語はほとんどの場合<名詞>以外の用法はないことを示します。

『ニューホライズン 2』
─ 2025年度版 目次 ─

p.69
 Unit.6 – How can we make good presentation?

p.72
 Unit.6 – Read and Think

P.76
 Unit.6 – Unit Activity
 Grammar 5 – 比較表現

p.79

Unit.6 – How can we make good presentation?

ユニット6は比較表現。例えば次のような表現。

「この映画は先週観たのより長い」(比較/形容詞)
「この映画は今年見た中で一番長い」(最上級/形容詞)
「この映画は先週観たのより好きだ」(副詞/比較)
「この映画は今年見た中で一番好きだ」(最上級/副詞)
「この映画はあの映画と同じくらいの尺だ」(同程度/形容詞)

比較するのは「長い/高い」などの形容詞と「とても/早く」などの副詞になる。

[比較級、最上級]
[KS-20] … smaller than …
… the smallest of …

まずパート1は形容詞の比較と最上級について。

「この映画は先週観たのより長い」(比較/形容詞)
・This movie is longer than the one last week.

「この映画は今年見た中で一番長い」(最上級/形容詞)
・This movie is the longest of the ones this year.

比較は形容詞の語尾に er をつけて、「〜より」の前置詞 than をつづける。

最上級は手前に the をつけて語尾に est をつける。そして「〜の中で」を示す of とか in とかをつけて所属グループを表現する。


trivia:<名詞> 「トリビア」「(そこまで価値がある訳ではない)ちょっとした情報」

quiz:<名詞>として、「(個人や団体で競う)クイズ」

court:<名詞>「コート」「球技用の四角く囲われたエリア」

than:<前置詞>として、「(比較として)よりも」。

[比較級、最上級]
[KS-21] … more … than
… the most …

パート2はパート1でもし形容詞の綴りが長かったらバージョン。長いと発音していても語尾が目立たなくなるので er / est を使わない。

「この映画は先週観たのより興味深い」(比較/形容詞)
・This movie is more interesting than the one last week

「この映画は今年見た中で一番興味深い」(最上級/形容詞)
・This movie is the most interesting one of this year.

長い形容詞 interesting はそのまま手前に more / most を置く。その他は同じ。


survey:<動詞>「(詳しく)調査する」

curling:<名詞>「カーリング」

more:<副詞> 「もっと〜」「より〜」。[比較級]の<形容詞>や<副詞>の音節が2つ以上ある、綴りも長くなる単語の時に手前に置く。

much / many の比較級(不規則変化)でもある。

strategy:<名詞>「戦略」。戦術・実践は tactics 。

skill:<名詞>「スキル、技術」

most:<副詞> 「いちばん〜」。長い単語の[最上級]を表現する時に、” 単語+est” の代わりに手前に置く。

much / many の最上級(不規則変化)でもある。

Unit.6 – Read and Think

リードアンドシンク1は副詞の比較級。副詞は動詞や形容詞を修飾するもの。

「早く early / fast」「とても very much」「よくwell」「遠い far」などなど。

「この映画がとても好き」
・I like this film very much.(元々の文)

「この映画は先週観たのより好きだ」(副詞/比較)
・I like this film better than the one last week.

「この映画は今年見た中で一番好きだ」(最上級/副詞)
・I like this film the best this year.

very much -> better -> the best としている。


graph(s):<名詞> 「グラフ」。X軸とY軸の直行座標をベースに書かれている棒グラフや線グラフ、点グラフ。

according:<副詞>「〜によれば」。以下の according to として使う。

according to …:<副詞句>「〜によれば」

percent:<副詞>「パーセント」「100分の1の量」。アクセント位置注意。 /パーント/

as for …:<句>「…については」「…に関して言えば」。

直前に言ったことに関連するけど、少し話題を変える時に文頭で使う。話の途中など。

「みんな映画が好きです。それでその種類に関して言えば、、」

“about” は似ているが、こっちは話題を変える時や新しい話題について話すときに使う感じ。

such:<代名詞>「そのようなもの」

… such as A, B, C〜:<句> 「…、例えばAやBとかC」。日本語も似てるが英語でも「例えば」の後はだいたい3つ例を挙げる。

conclusion:<名詞>「結論」

in conclusion:<副詞句>「結論の状態で」=>「結論として、結びとして」

more than …:<句>「もっと/〜よりも」。moreは<代名詞>「より多いこと」

half:<名詞>「半分」

better:<副詞>として「より」。副詞 (very) much「とても」の比較級。

[A is as B as C]
[KS-23] … as … as …

最後に「同じくらい」という表現。

「この映画は長い」(元の文)
・This movie is long .

「この映画はあの映画と同じくらいの長尺だ」(同程度/形容詞)
・This movie is as long as that one.

形容詞の前に副詞 as を置く。比べる対象の前にも as を置く。(こっちは前置詞の as)


feedback:<名詞>「フィードバック」。物や人に対して改善点などを提案すること。

speaker:<名詞> 「発言者」「発表した人」

content:<名詞>「コンテンツ」「(何かの)中身」。アクセント位置注意 /ンテント/。/コンント/と発音すると「満足(している)」という別の意味に。

delivery:<名詞> 「(スピーチの時の)態度や作法(発声や目線など)」。

「デリバリー」のデリバーでもともとは「持って行って手渡す」「配達」という意味。

そこから意味が広がって、他にも「出産」とか、ピッチャーの「投球」とかの意味もある。

clear:<形容詞>「はっきりとした」

contact:<名詞> 「コミュニケーションをとる事」。元々は「物理的に触っている状態」。

コンタクトスポーツ、コンタクトレンズ、アイコンタクト、など。カタカナ日本語として使われている。

発音は/ンタクト/で、アクセントが”コ”にあるが、動詞として使う場合は/コンクト/とアクセントは後ろになる。

同じスペルで同じ意味の単語で、<名詞>と<動詞>で発音は一緒だけどアクセントの位置が異なることは、結構ある。

topic:<名詞> 「トピック」「お題」「話題」

spoke (<= speak):過去形

clearly:<副詞> 「はっきりと」

data:<名詞>「データ」。複数形も同じ”data”。”s”はつかない。

slide(s):<名詞> スライドショーの「スライド」。元のイメージは「すべり台」とかの滑るもの。<動詞>としても「滑る」「滑らせる」という意味。

スライドショーのスライドは、顕微鏡のスライドガラスから来ているらしい。

letter(s):<名詞>「音を表す文字」。英語ならアルファベット、日本語ならひらがなやカタカナを指す。

もちろん「手紙」の意味もある。ちなみにフォント(“font”)は特定のある文字装飾とサイズのセットを言うらしい。

─ 少しややこしい 比較の話 ─

ここは余談になるので、読み飛ばしても大丈夫。

ここまで映画をお題に比較の話をしてきたけど、人と人を比較するときに少し迷うことになる。

例えは背の高さを比較するときどれが正解?

「彼は自分より背が高い。」
・He is taller than I am.
・He is taller than I.
・He is taller than me.

これ全部大丈夫。than は<前置詞>と考えると後ろには目的語名詞しか置けない。教科書のパターン。つまり me。

でも実際は<接続詞>として使うのもありなので I am でもOK。I は I am の省略形であまり使われないがNGではない。

もうひとつはまた別の話。as … as 例文で

「この映画はあの映画と同じくらいの長尺だ」(同程度/形容詞)
・This movie is as long as that one.

をやったけど、表現を変えて「これはあれと同じくらいの長さの映画だ。」と言いたいときはどっち?

・This is as a long movie as that one.
・This is as long a move as that one.

どっちもOK。ではないのだ、今回は。なぜか後者にする。不思議な語順になる。

Unit.6 Unit Activity

アンケート調査の結果を発表しよう

Real Life English ( Speaking )

電車の乗り換え ─道案内─


goodbye:<感嘆詞> 「さようなら」

shall:<助動詞> 「〜しましょうか?」。疑問形で丁寧な提案として使われる。主語は自分が含まれる場合がほとんど。

direction:<名詞>「方向」

GRAMMAR 5 – 比較表現

>>> 比較表現 〜ものを比べよう〜


以上、第27回『ニューホライズン2』ユニット6

関連図書:


ワーク&テスト ニューホライズン 2年

引用元:


東京書籍 令和7年4月新刊 中学教科書 NEW HORIZON English Course 2 [教番:英語002-82]

東京書籍 発行

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