第17回 中3。Unit.3(P.35〜P.56)『NEW HORIZON 3』単語・文法ガイド
「英語の授業の予習をしよう。」と思ったけど、単語を調べるのが大変─
中学教科書『ニューホライズン(東京書籍)』の 単語・用語解説シリーズ。
第8回は『New Horizon 3 』/ Unit.3
ページでいうと
・35ページから56ページまで
を解説します。
このシリーズでは中学生の教科書『ニューホライズン:New Horizon』の”New Words”欄の用語説明と解説をしています。
ところどころに挿入されている、”Let’sシリーズ”なども”New Words”があれば掲載しています。
他のユニットは以下のリンクからどうぞ。
・第1回 『New Horizon』シリーズ 目次
あるいは
目次へ(見かた、使い方を飛ばす)
>> 見かた、使い方
教科書をを見ながら以下このページをお読みください。
教科書文章の丸々の引用や和訳は、著作権保護法違反に当たるため許可なく出来ません。
従って本文の掲載はしていません。
新単語は以下のような”凡例(ルール)”にしたがって記述しています。
─ 凡例 ─
word(s) <品詞> 「和訳」 。〜説明〜
phrase <句>「和訳」。〜説明〜
英語は同じ綴りで<動詞>で使ったり<形容詞>で使われたりします。
そのためここでは”どの<品詞>”で使われているかも併記します。
“<名詞>として(使われている)。”
と書かれていた場合は、その単語はいくつかの品詞の種類があるけれど、本文では<名詞>として使われていることを示します。
“<名詞>”
とだけ書かれている場合は、その単語はほとんどの場合<名詞>以外の用法はないことを示します。
ラッキー。
『ニューホライズン 3』
─ 目 次 ─
/ p.35 /
Unit.3 – Animals on the Red List
- Let’s Write (2)
- Grammar – 不定詞
- Stage Activity (1)
- Let’s Read (1)
/ p.56 /
■ Unit.3 – Animals on the Red List
/ p.35 /
protect <動詞> 「守る」「保護する」
endangered <形容詞> 「絶滅危機にある」
danger <名詞>
en + dander <動詞> 「危険な目に遭わせる」
en + danger +ed <過去分詞> = <形容詞>
the Red List <固有名詞> 「レッドリスト」。
絶滅危機にある生物の種のリスト。
/ p.36 /
Preview
/ p.37
– Scene 1 /
What is the poster about?
[ It is … for 人 to 不定詞 … ] [KS8]
シーン1では、To不定詞が主語になる名詞用法の変形、
It is A for B to不定詞 ….
の型。例えば
To understand the problem is important for us.
でも意味は通じる。
この時、「主語が重たい(長い)」として “It” を仮の主語にして、To以下を後ろに持ってくるパターンがある。
語順で考えれば、”It” 主語なら
重要だ/私たちにとって/理解すること/その問題を
To不定詞主語なら
理解すること/その問題/は重要だ/私たちにとって
何を強調したいかで、表現を変えればいい。
dander <名詞> 「危険」「危機」
be in danger of <形容詞句> 「〜の危機にある」
[叙述用法]などという呼び方もする。SVCでCが主語の性質や状態を説明する時、このように
<主語> + <be動詞> + <前置詞> + <名詞> …
のような配置がある。
extinction <名詞> 「絶滅」
climate <名詞> 「気候」
survive <動詞> 「生き残る」
condition(s) <名詞> 「状況」「コンディション」
/ p.38
– Scene 2 /
What animals are in danger now?
[ … want 人 to 不定詞 ] [KS9]
シーン2の文法は、”want” と <to不定詞>の間に[人(目的語)]が入るパターン。
「(人)に〜をして欲しい」と言いたい時。
I want him to do that.
このパターンを持つ動詞は結構ある。
I ask hime to do that.
I told him to do that.
他にも “advise” とか “allow” とか。
cheetah(s) <名詞> 「チーター」。
「ずる」や「裏切る」の「チート」は “cheat”
vulnerable <形容詞> 「傷つきやすい」「脆弱な」。
肉体的弱さにも、精神的弱さにも、状況的な弱さにも、物理的物質的な弱さにも使う。発音は /ヴォゥネラボゥ/。
反対の「強靭な」はこれを “in”で 否定して “invulnerable”
/ p.39 /
Mini Activity
リスニング、スピーキング、ライティングの練習。
To不定詞を使う。
■ Unit.3 – Read and Think
/ p.40, p.41 /
– Read and Think 1 /
Could we see many toki before?
[ let/help 人 動詞原型 ] [KS10]
ここでは、Toの付かない不定詞─ <原型不定詞> を扱う。
この形を取る動詞はここでは “help” と “let”。
I helped him to do that.
とはなぜか言わない(昔は言ったらしい)。
I helped him do that.
と “to” を付けない。
let <動詞> 「〜させる」「〜を許可する」。
「人に何かをさせさる」という動作を表すことから <使役動詞> とも呼ばれる。
make や have なども <使役動詞> の使い方をする。
第5文型、SVOCのかたちをとる。
crested ibis <固有名詞> 「日本トキ」。
“crest” は鳥や動物の頭の目立つ飾り的なものを言う。トサカとか。トキの襟足の冠毛も印象的。
until <前置詞>として、「〜まで」
up until <副詞句> 「(それでも)〜までは」。
<副詞>の “up”を付けることで、強調した感じ、上限感が加わる。
era <名詞> 「いち時代」
population <名詞> 「そこに生息しているものの数」。人間なら「人口」。
rapidly <副詞> 「急速に」。
日本語でも”ラピッド”は時々見かける。快速電車は “rapid”
feather(s) <名詞> 「鳥の羽毛」
development <名詞> 「開発」
destroy(ed) <動詞> 「壊す」
environment <名詞> 「環境」
capture(d) <動詞> 「捕まえる」
breed(ing) <動詞> 「繁殖させる」。
breeding は <名詞> で「繁殖」。
ちなみに発音が似てる “bleed” は「出血する」。
『”l” と “r” を間違えると全然違う意味になるシリーズ』のひとつ。
safely <副詞> 「安全に」
die(d) <動詞> 「死ぬ」
one by one <副詞句> 「ひとつ、またひとつ」。
「次々に」と言うことだが、ひとつづつ(一匹づつ)という表現。
”one after another” でも同じイメージ。
-born <形容詞> 「〜生まれの」。
本文では “Chinese” という<形容詞>の語尾に付けて使っている。
<形容詞> – <形容詞>という。
government <名詞>「政府」
fly <動詞> 「飛ぶ」。
”fly over Japan” と “over” を使うことによって、日本の空高く飛び回る様子が絵に浮かぶ。
/ p.42, 43 /
unit.3 – Read and Think 2 /
Why are the gorillas endangered?
the Congo <固有名詞> <国名> 「コンゴ民主共和国」
die out <句動詞> 「徐々に死に絶える」。
become extinct (絶滅に至る)イメージ。
logging <名詞> 「ビジネスとしての伐採」
mining <名詞> 「鉱物の採掘」
surprisingly <副詞> 「驚くべきことに」
electronic <形容詞> 「電子の」。
アクセント位置注意 /エレクトロニク/
device(s) <名詞> 「機器」「デバイス」
metal(s) <名詞> 「金属」
ecosystem <名詞> 「生態系」「エコシステム」
species <名詞> 「種属」。
複数形も同じ “species”。
affect(s) <動詞> 「影響を与える」「影響する」
human being(s) <固有名詞>「人間」。
ホモサピエンス(Humans = Homo sapiens)という種(species)の生き物
relate(d) <動詞> 「関係する」「関係させる」。
relate A to B <句動詞> 「AをBに関係付ける」。
– relate to, or be related to ? –
relate A to B のような動詞の使い方は実は難しい。
能動態で習うけれど、実際は受け身で使われることが多いパターン。
“C relate A to B” は、
“A is related to B by C”と言い直せる。
教科書で言えば、
The ecosystem relates us to each other.
「その生態系が私たちをお互いに関係づけている。」
つまり、私たちは生態系によって関係付けられている(受動態)。
We are related to each other by the ecosystem.
受動態にするべきか、能動態でいいか迷う。
relate のような「させる」という意味のある動詞の場合、
能動態とすると多くが無生物が主語(この場合は”生態系”)になることが多い。
だから、人間は「させられる」立場になるので受け身の表現になる。
“relate” 以外にもこの形をとる動詞はいくつかある。すぐには出てこないけど。
/ p.44 /
Mini Activity
守りたい日本の動物たち
1. 自分でひとつ動物を選ぶ=>
2. それにつてネットで情報を調べる=>
3. 英語に訳す=>
4. 得られた情報について自分の意見を添える
結構難しい。
■ Let’s Write (2) 記事への意見 ─投稿文─
/ P.45 /
記事への意見 ─投稿文─
レッツライト(2)は英語検定の英作文セクションを意識した作りになっている。
社会問題について自分で考えて、賛成か反対かの意見を80語程度の英語で記述する─という。
突然難しい。
もし教科書のような意見を書けるのであば、英検2級に合格するレベル。
だからここはかなり難しいと思っていい。
もしなんとか50語くらいでも書けるのであれば、準2級チャレンジを考えよう。
その場合は、P.47の『文章の組み立て方』は役に立つだろう。
text(ing) <動詞> 「テキスト文を送る」
drive, driving <動詞> 「運転する」
illegal <形容詞> 「違法な」
What about …? <慣用句> 「〜に関してはどうだろう?」
本文のように、”運転中のながらスマホ”は禁止されてるが、”歩きスマホ”はどうだろうか?
のように既に例が挙げられていて、さらに他のことについて言及するときに使う。
“How about …?” も日本語にすると「〜はどうですか?」で似てるが、こっちは誘う感じの提案。
答えはYes/No(いいね/やめておこう)になる。
Honolulu <固有名詞> 「ホノルル」
Hawaii <固有名詞> 「ハワイ」
ban(ned) <動詞>として、「禁止する」。
日本語でも最近よく聞く。「バンされる」のバン。
law(s) <名詞>「法律」
decision(s) <名詞> 「(考えて下した)決定」
work on <句動詞> 「〜に取り組む」。
“I’m working on it!”「今やってます!」
effective <形容詞> 「効果的な」
bother <名詞>として、「面倒」。
<動詞> として「面倒なことをする」、「人を不愉快にさせる」という意味があり、日常ではよく使われる。
試験には出ないかもしれない。
accident(s) <名詞> 「事故」、「アクシデント」
■ Grammar (2) 不定詞
/ p.46 /
不定詞
■ 学び方コーナー (2) 文章の組み立て方
/ p.47 /
英検の準2級あたりを目指している人には役に立つコーナー。
ライティングの文の組み立て方を学ぶ。
とはいっても別に英語特有ではなくて、日本語の文章書く時でも同じだけど。
1. まずは自分の言いたいことを一文で。
2. 続けてなぜそう思うかを、事実となる現状などを示しながら主張を補っていく。
3. 最後に「だからどうする」的にまとめる。
■ Stage Activity (1) – My Activity Report
/ P.48 – 50 /
部活動や委員会・係などの活動報告をすることになりました。
report <名詞>として、「報告書」「レポート」
tournament <名詞> 「トーナメント」
corner <名詞> 「コーナー」「角」
beginning <名詞> 「始め」
ending <名詞> 「おしまい」
they’ll (<= they will)
/ p.51 /
Word Room (1)
学校での活動・経験
■ Let’s Read 1 : A Mother’s Lullaby
/ p.52, 53 /
by a road 「ある道のそばに」
it has seen ここでの it は「木」
the tree heard a lullaby 「木は子守唄を聞いた」。
木を擬人化して主語にしている。このような無生物主語の使い方、英語は大好き。
以下の回顧も「木」目線で語られている。
it was some eighty years ago 「それは80年ほど前のことでした」
that day 「その日」
all over their bodies「彼らの体にまつわるすべて」=>「からだじゅう」
Come and rest in my shade
「こっちにきて、自分の木陰でやすみなよ。」
実際は木なので言葉にはできないし、聞こえもしないけれど。
tried to be a mother「母親になろうと頑張った」
/ p.55 /
A world without Nuclear Weapons
gave a speech = spoke
death fell from the sky 「死が空から落ちてきた。」
これも無生物主語の比喩表現。
sitting U.S president 「現職のアメリカ大統領」
sitting は<形容詞>で、「現職の」「現在の」
It meant a lot 「そのことは大きな意味を与えた」
We have known …
「私たちは(経験的に)すでに知っている」
by saying … 「〜と言うことによって」
It is worth protecting
「”今の子供たちが平和に暮らしている(go through)ことはとても貴重(precious)である、ということ”は守る価値がある。」
■ Let’s Listen (3) ラジオの災害情報
/ p.56 /
ラジオの災害情報を聞いて概要を捉える。
■ 前後のユニットリンク
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■ 関連参考書
■ 引用元
中学校 英語教科書
『NEW HORIZON English Course 3(中学校外国語科用 文部科学省検定済教科書)』令和3年度版
東京書籍 発行