第32回 中3ユニット2:P19- P30『ニューホライズン3』単語,文法ガイド

『New Horizon』シリーズ目次
中学英語と高校入試(カテゴリー)
旧2021令和3年度版(2ページ目)

高校受験にとって単語をいくつ知っているかはとても重要。

でも単語帳だけで覚えるのは大変。やっぱり文脈と一緒に映像と一緒に覚えたい。

そのためにまずは教科書を隅から隅まで読んで、見たことのある単語を増やそう。

中学教科書『ニューホライズン(東京書籍)』の 単語・用語解説シリーズ。第32回は、3年『New Horizon 3 』

・ユニット2
・19ページから30ページまで

を解説します。

新単語は以下のような”凡例(ルール)”にしたがって記述しています。

─ 凡例 ─

word(s):<品詞> 「和訳」。〜説明〜

phrase:<句>「和訳」。〜説明〜

英語は同じ綴りで<動詞>で使ったり<形容詞>で使われたりします。そのためここでは”どの<品詞>”で使われているかも併記します。

“<名詞>として(使われている)。”

と書かれていた場合は、その単語はいくつかの品詞の種類があるけれど、本文では<名詞>として使われていることを示します。

“<名詞>”

とだけ書かれている場合は、その単語はほとんどの場合<名詞>以外の用法はないことを示します。

ラッキー。

『ニューホライズン 3』
─ 2025年版 目次 ─

p.19
 Unit.2 – How do you choose your clothes?

p.22
 Unit.2 – Read and Think 1

p.26
 Unit.2 – Unit Activity
 Grammar 1 – 現在完了形

p.30

ユニット2も引き続き[現在完了形]。改めて現在完了形での表現は3つ。経験・完了・継続。

ユニット1ではまず経験だった。
「この映画を見たことがある」(経験)
・I have ever watched this movie.
(した=>過去、がある=>今の状態)

続いてのユニット2では「完了(ちょうど・すでに)」表現、

「ちょうどいまこの英語を見終わったところです」(完了)
・I have just finished watching this movie.
(ところです=>現在の話。終わった=>過去の話)

それから現在完了3つ目としての「継続(ずっと・以来)」

「昨日からずっとこのドラマ見てる。」(継続)
・I have watched this drama since yesterday.
(昨日から=>過去。見ている=>昼も今も)

のような表現。

いずれも過去でもあり現在でもあり、のような両方合わさったときの言い方は日本語もそう。
英語でどうやる?という話。

[現在完了形:完了表現]
[KS-5] I have just finished …

シーン1は[現在完了形]の中で、”完了用法”と呼んでいる使い方。何かを過去からやっていてそれが今ちょうど終わったときに言う表現。

「ちょうどいまこの英語を見終わったところです」(完了)
・I have just finished watching this movie.

・肯定文なら「いまちょうど(すでに)終わった」
・質問なら「もう終わった?」
・否定文なら「いやまだ終わってない」とか。

”現在”の状態を含んでいるので、単純に過去形では表現しきれない。なのでここは現在完了形の出番。

そして完了したか?どうかの話なので「ちょうど」=just とか「まだ」=yet とか「もう」=already とかの副詞表現がよく使われることは納得できる。


already:<副詞> 「すでに」「もう」。
肯定文のとき「もう終わった」の”もう”は、”yet” ではなく 「すでに」というニュアンスでこの “already” を使う。
また「ちょうど終わった」の”ちょうど”は、”just” を使う。これら副詞の置き場所は、”have” と<動詞>の間。

essay:<名詞>「小論文」「エッセイ」。
随筆文だけではなく、作文や小論文もessay。

yet:<副詞> 「(今のところ)まだ」。
完了表現なので、”もう”とか”まだ”といった用語がよく使われる。そのうちの「まだ」がこの “yet”。

「もう終わった?」(疑問文)
「まだ終わってない」(否定文)

の「もう」や「まだ」はこの “yet”。文末に置く。”いまのところ”というニュアンスが含まれる。これらの意味から(完了形の)肯定文では使わない。

ethical:<形容詞>「倫理学の」「道徳上の」。
<名詞>は ethic で「倫理」「道徳」

designer:<名詞>「デザイナー」。
発音も /デイナー/でいい。<動詞>は design

interview:<動詞> 「インタビューする」

message: <名詞>「(短い)伝言や連絡」「メッセージ」

read (<= read):”read” の過去形は綴りは同じだが発音が違う。/レッド/。赤の “red” と同じ。

sleep(ing):<動詞> 「寝ている(状態)」

when it came:<節>「それ(メッセージ)が来た時」

[現在完了形:継続用法]
[KS-6] I have lived …

シーン2は”継続用法”と呼んでいる使い方。「5年住んでいる」とか「ずっと見てる」とか。

「昨日からずっとこのドラマ見てる。」(継続)
・I have watched this drama since yesterday.

これらも過去から現在に続いている状況を表現している。<動詞>種類によって結果的に用法が違う、ということでもある。

“finish” なら完了の意味になるし、”live” や “be” なら継続の意味用法になるだろう。

継続では「いつから」=since、「3時間」= for three hours などの副詞がよく使われる。疑問文なら how long なども。


How long … ?:<慣用句> 「どのくらいの期間」。
現在完了形とは相性のいい表現。

accessory:<名詞>「アクセサリー」。accessories(複)。
アクセント位置注意、/アクサリー/

recycle(d):<動詞>「再利用する」「リサイクルする」。
本文では過去分詞にして<形容詞>として使っている。

eco-friendly:<形容詞>「環境や生態系に優しい」「エコフレンドリー」

become (<= become):「〜になった」。
原型と過去分詞が同じスペル。過去形のみ変化。became

become concerned:<句>「気にかけるようになる」。
<動詞>+<形容詞> のパターン。got tired とかのパターン。

impact:<名詞> 「衝撃」「影響」「インパクト」。

since:<前置詞>として、「〜以来」「〜から」。
「どのくらいの期間?」と聞かれた時に、完了形と共に使って「〜以来」と表現できて便利。
「〜の期間」と言いたいときは “for” を使う。

例えば「5年前から」と言いたいときは─

[○] since 2019
[x] from 2019
[○] for five years
[×] since five years ago

気持ちはわかるけど、since と ago は一緒にはつかわない。

introduce(d):<動詞>「導入する」「紹介する」。

introduced で<形容詞> 「導入される」。
ここでも introduce の過去分詞を使って受動態「導入された」として表現している。

[現在完了の進行形]
[KS-7] I have been …ing ..

リードアンドシンク1は引き続き[現在完了]で、その最後は現在完了の進行形「ずっと〜している」という表現。

「あれでもそれだったら、継続用法でよくない?」

確かに。むしろ逆に現在完了の進行形つかったら継続用法確定、みたいな感じではある。

「昨日からずっとこのドラマ見てる。」(継続)
・I have watched this drama since yesterday.
・I have been watching this drama since yesterday.

上はパート2でやった継続例文だけど、じつは watch ではこういう言い方はしなくて、たぶん。

継続か経験かがわからずらい、というか経験に聞こえる。since と言われるまで。

進行形でない場合の継続用法は、live や be のような「〜している」という動詞がよく使われる。

なので継続を表現したい場合は動詞によるのだけれど、この watch のような場合は進行形を使った下の方がはっきりと継続とわかる。


you’ve <= you have

morally:<形容詞>「道徳的に」。
ethical(倫理的)とは「道徳的に良い」ことを意味すると言っている。

clothing:<名詞>「衣類(一般)」。clothe は「服」そのもの。

company, companies:<名詞>「企業」「会社」

chemical(s):<名詞>「化学薬品」

lead(s):<動詞>「〜に至る」「〜につながる」。
「リードする」の lead。lead to … で使われる。

less:<限定詞> として、「より少ない」「それほどでもない」。
“less” は<副詞>だったり<代名詞>だったり、あるいは<前置詞>だったりと、役割多い。
いずれにしても、比較の話になるので “than” がその後で使われるパターンが多い。

negative:<形容詞>「否定的な」「負の」「ネガティブな」

animal-free:<形容詞>「動物を使用していない」。
この -free の形はよく見る。「バリアフリー」「カーボンフリー」「シュガーフリー」…というかめちゃくちゃあるかも。

such materials:「そのような素材」

include:<動詞>「含む」

vegan:<名詞>「ヴィーガン」。
動物由来の食べ物も着るものも用いない人のことを言う。

leather:<名詞>「(動物の)皮をなめしたもの」「革」

vegan leather で動物ではない皮(人工の革など)のことを言っている。

avoid:<動詞>「避ける」

wool:<名詞>「ウール」「羊の毛」

fur:<名詞>「毛皮」「ファー」

本文は前ページからの続きで、エシカルファッションの本。
新しい文法とKeySentenceはないけど、現在進行形の文が3つ使われている。


moreover:<副詞> 「さらに」「加えて」

worker(s):<名詞>「労働者」

sever:<形容詞>「過酷な」「シビアな」。/シヴィア/

developing:<形容詞>「発展途上の」

condition(s):<名詞>「状況」「コンディション」

wage(s):<名詞>「賃金」。
日給とか時給のイメージ。月給や年棒なら salary を使う。

fair:<形容詞>「フェアな」「真っ当な」「正当な」

prohibit:<動詞>「(法律などで)禁止する」

labor:<名詞>「(肉体的な)労働」

responsible:<形容詞>「責任のある」

decide what to buy:「何を買う(べき)かを決めなさい」。<疑問詞> + <to不定詞>
の形。2年でやった。

By choosing …:「〜を選ぶということ(手段)によって。」

エシカルな商品をPRしよう。

社会的話題の公演を聴き内容を理解する。

『Where Have All the Flowers Gone』


以上、第32回『ニューホライズン3』ユニット2


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