第16回 中3 – Unit.2(P.19〜P.34)『NEW HORIZON 3』単語・文法ガイド

「中3になったし、受験あるし、早めに教科書は終わらそう。」

と思ってるけどやっぱり単語を調べるのがちょっと・・・、あと文法も・・・

中学教科書『ニューホライズン(東京書籍)』の 単語・用語解説シリーズ。

第16回は、3年『New Horizon 3 』のユニット2。

ページでは

・19ページから34ページまで

を解説します。


このシリーズでは中学生の教科書『ニューホライズン:New Horizon』の”New Words”欄の用語説明と解説をします。

合わせて文法の解説もします。

“Let’sシリーズ”なども”New Words”があれば掲載しています。

他のユニットは以下のリンクからどうぞ。

・第1回 『New Horizon』シリーズ 目次

あるいは

中学英語と高校入試(カテゴリー)

(見かた、使い方を飛ばして目次へ

教科書を見ながら、このページをお読みください。

ここでは教科書文章の丸々の引用や和訳は、著作権保護法違反に当たるため許可なく出来ません。

従って本文の掲載はしていません。

またこのシリーズの目的や使いかたをまだ読んでいなければ

英語教科書の用語・単語解説シリーズ共通ガイド

にいちど目を通しておいてください。


新単語は以下のような”凡例(ルール)”にしたがって記述しています。

─ 凡例 ─

word(s):<品詞> 「和訳」 。〜説明〜

phrase:<句>「和訳」。〜説明〜

英語は同じ綴りで<動詞>で使ったり<形容詞>で使われたりします。

そのためここでは”どの<品詞>”で使われているかも併記します。

“<名詞>として(使われている)。”

と書かれていた場合は、その単語はいくつかの品詞の種類があるけれど、本文では<名詞>として使われていることを示します。

“<名詞>”

とだけ書かれている場合は、その単語はほとんどの場合<名詞>以外の用法はないことを示します。

ラッキー。

『ニューホライズン 3』

─ 目 次 ─

p.19

Unit.2 – Haiku in English

Unit.2 – Read and Think

  • Grammar – 現在完了形
  • Learning SCIENCE in English

p.34

p.19

ユニット2では[現在完了形]なるものを学ぶ。

日本語では以下のような文。

・「いまちょうど宿題が終わった。」

(いま=>現在の話。終わった=>過去の話)

・「昼からずっと宿題をやっている。」

(昼=>過去。やっている=>昼も今も)

・「英語のテストで80点以上を取ったことがある」

(取った=>過去、がある=>今の状態)

のような表現。

過去でもあり現在でもあり、のような両方合わさったときの言い方は英語でどうやる?という話。

p.20

Preview

[現在完了形:完了表現]

シーン1は[現在完了形]の中で、”完了表現”とよんでいる使い方。

特に”いつから”とかではないが、何かをやっていてそれが今ちょうど終わったときに言う表現。

「いま終わった」とか、逆に質問で「もう終わった?」とか「ちょうど終わったとこ」とか「いやまだ終わってない」とか

”現在”の状態を含んでいるので、単純に過去形では表現しきれない。


yet:<副詞> 「(今のところ)まだ」

完了表現なので、”もう”とか”まだ”といった用語がよく使われる。そのうちの「まだ」がこの “yet”。

「もう終わった?」(疑問文)

「まだ終わってない」(否定文)

の「もう」や「まだ」はこの “yet”。文末に置く。

”いまのところ”というニュアンスが含まれる。これらの意味から(完了形の)肯定文では使わない。

read (<= read):”read” の過去形は綴りは同じだが発音が違う。/レッド/。赤の “red” と同じ。

sleep(ing):<動詞> 「寝ている(状態)」

already:<副詞> 「すでに」「もう」。

肯定文「もう終わった」の”もう”は、”yet” ではなく 「すでに」というニュアンスでこの “already” を使う。

また「ちょうど終わった」の”ちょうど”は、”just” を使う。

置き場所は、”have” と<動詞>の間。

[現在完了形:継続用法]

シーン2は[継続用法]と呼んでいる使い方。

「5年住んでいる」とか「ずっとファンです」とか。

これらも過去から現在に続いている状況を表現している。

まあ<動詞>の意味によって結果的に用法が違うということでもある。

“finish” なら完了の意味用法になるし。”live” や “be” なら継続の意味用法になるだろうし。


How long … ?:<慣用句> 「どのくらいの期間」

現在完了形とは相性のいい表現。

What brought you here.〜失礼にならない質問

先生に「なぜ日本に来たのですか?」と聞きたい時に朝美が用いた表現。

直訳すれば「何があなたをここに運んでくれたのですか?」英語ではこういう言い方ができる。

「日本に来た理由があなたをここに運ぶ」という。

なるほど。でも理由を聞くなら “why” を使えばいいのでは?例えば─

“Why did you come here?” 

と。

これはやめた方がいい。なぜなら、意味は文字通りに

「なぜあなたはここに来たのですか?」

となる。

とてもぶしつけで失礼な言い方。「来てはいけないのですか?」と返したくなる感じ。

“What made you come here.”

という言い方もできる。

あと、似たような表現では

“Who are you?”

もある。文字通り「あなたは誰ですか?」

これも面と向かっては言わない。

例えば離れたところに知らない人がいて、横の友達に

“Who is he/she?”

なら問題ないけど。

じゃあ、どうする?

自分が先に名前を名乗ればいい。

poet:<名詞> 「詩人」「歌人」。

「詩」は “poetry”、具体的な一編の詩だと “poem”

since:<前置詞>として、「〜以来」「〜から」

「どのくらいの期間?」と聞かれた時に、完了形と共に使って「〜以来」と表現できて便利。

「〜の期間」と言いたいときは “for” を使う。

「5年前から」と言いたいときは─

[○] since 2019

[x] from 2019

[○] for five years

[×] since five years ago

気持ちはわかるけど、since と ago は一緒にはつかわない。

image(s):<名詞> 「イメージ」「表象」「概念」

本文は、「芭蕉の持つ日本のイメージ(心象)」という意味になる。

curious:<形容詞> 「興味がある」「好奇心のある」

interested も「興味がある」で似たような感じだが、”curious” の方が行動を伴ったアクティブ感がある。

俳句に好奇心をもって取り組んで、結果来日するまでになった。

interested なら、「興味があるから勉強してみよう」くらいか。

ちなみに続く前置詞は

“interested in …”

“curious about …”

行動を伴うニュアンスがあるので

made me curious 「興味を持たされる」

という使い方を教科書ではしている。

必ずしも行動を伴わない、”ちょっとした興味”であれば強制(make)されるものではないので

made me interested

とは言わないようだ。

p.23

Mini Activity

リスニング、スピーキング、ライティング。

継続用法の使い方の練習。

[現在完了の進行形]

リードアンドシンク1は、引き続き[現在完了]で、その中から現在完了の進行形。

シーン2で学んだ継続用法の中の、文字通りの継続用法。進行形だけに。

“live”「住んでいる」などは進行形を使わないが、「本を朝から読んでいる」などは進行形がふさわしい。

このとき普通の現在進行形で “I am reading a book.” だと、”今”読んでいることは伝わる。

加えて、もし朝から読んでいることを言いたいのなら、[現在完了形(過去〜現在)]の進行形を使う。

形は次のように、現在完了形と進行形が合わさったように見え、

have + <be動詞>の<過去分詞> + <現在分詞>

となって

“I have been reading a book.”

となる。

参考までに、もし進行形にしないで完了形の表現とすると、使う<副詞>によって次のような意味とニュアンスになる。

“I have just read the book.” だと、「ちょうど読んだ。(たぶんささっと読んだだけ)」

“I have already read the book.” なら「もうすでに読んだ。(少し自慢げ)」

“I have read the book twice.” なら「2回読んだ。(ことがある)」


you’ve <= you have

be different from:<慣用句> 「〜とは異なる」

poem(s):<名詞> 「詩」

written (<= write):<過去分詞> 発音は、/テン/

rhyme:<名詞> 「韻」

「韻」については、P.25のコラムに『The Beatles』の曲の歌詞(”lyric”)が掲載されている。下線・波線のように語尾で韻を踏んでいる。

綴りも変わってるけど、発音もこれで /イム/ と言う。

きちんと “r” の発音にしないと、”lime” 「果物の(ライム)」になる。

seasonal:<形容詞>「特定の季節に関係した」「季節の」

俳句の「季語」をここでは “a seasonal word” と英訳している。なるほど。

include(d):<形容詞> 「含まれる」

「含む」という意味の<動詞> “include” を[受け身]の<過去分詞>にして<形容詞>として使う。

rhythm:<名詞> 「リズム」

英語のスペルにするとこうなる。”rhyme” といい “lyric” といい。変わったスペルが多い。

発音はカタカナ表記的には /ズム/ となってしまうが、”r” の発音と “th” の発音はきちっとする。

“lizumu” と発音しないように。

syllable(s):<名詞> 「音節」

母音の数と考えていいと思う。日本語はひらがなの数と音節(シラブル)は等しく1対1。

英語は、[母音+子音]の組み合わせのほかに[子音+子音]のような組み合わせもあるので、

韻を踏もうとすると難しくなる、というか独特のリズムが生まれる。

英語の単語によって音節の数は異なる。母音が1個の単語、2個の単語、3個の単語、それ以上‥

日本語は単純に単語に含まれるひらがなの数を数えれば音節の数を数えれるけど。

いずれも発音しながら、指を折って数えることに変わりはないか。

become (<= became)

quite:<副詞><北米> 「とても」「ひじょうに」。

“very” や “really” という意味でアメリカでは使う。

一般的には「完全に」とか「全く」という意味。

less:<副詞> として、「より少ない」「それほどでもない」

“less” は<限定詞>だったり<代名詞>だったり、あるいは<前置詞>だったりと、役割多い。

いずれにしても、比較の話になるので “than” がその後で使われるパターンが多い。

strict:<形容詞> 「(ルールなどに)厳しい」

not always:<慣用句> 「必ずしも〜とは限らない」

“always” が「常に」だからそれの否定。

either:<副詞>として、「〜もまた」「どちらか」

この単語もよく使われるので慣れていこう。

教科書では、文末に置いて「もまた」という使い方。否定文なので “too” は使わないでこの “either” を使う習慣。

no only … but also ~:<慣用句> 「…だけではなく、〜もまた」

actually:<副詞> 「(前の文を踏まえて)実際に」

教科書ではこの意味で使われている。そのほかに前の文章の反対の状況を言う意味で「(だが)実際は」という使い方もする。

website(s):<名詞> 「ウェブサイト」

so … that ~:<慣用句> 「とても…なので〜」

“so” が「とても…」という意味なので、そのあとに理由的なことを言いたくなる。それを “that” 以下で述べる。

” … so … that you can ~ ” と続くパターンは多い。

pop:<形容詞> 「商業的に人気(ポピュラー)な」

“popular” が短くなって “pop”。”pop music” も日本語になっているように、ひとつのジャンルとして。

p.28

Unit Activity

初公開!和足の「〇〇歴」

好きなことやってきたことをまとめる。

クラスメートとこの「〇〇歴」を尋ね合う。

p.29

初対面での会話

レッツトーク1は、初対面の人との会話の例文集。丁寧で相手に気を使ったフレーズ集。

どれもよく聞かれるフレーズだと思う。

まあでも、いきなり初めて会う外国の人に

“Feel free to ask me if you have any questions.”

「なんか聞きたいことあったら何でも聞いてくださいね!」

なんて気前のいいことを言って、本当にあれもこれも質問されたらどうしよう…

気持ちはわかる。実際そうなるだろうし。

p.30, p.31

現在完了形と現在完了進行形

p.32, p.33

食べ物について伝え合おう。

食物連鎖について説明しよう。

生態系に起こっている問題を知ろう。

p.34

講演を聞いて内容を理解する。


以上『ニューホライズン3』ユニット2

ワーク&テスト ニューホライズン 3年

中学校 英語教科書

NEW HORIZON English Course 3(中学校外国語科用 文部科学省検定済教科書)』令和3年度版

東京書籍 発行

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