第14回 中2。Unit.7(P.105〜P.126)『NEW HORIZON 2』単語・文法ガイド

辞書を引く時間何とかならない?

中学教科書『ニューホライズン』の単語・用語解説シリーズ。

第14回は─

中学2年『New Horizon 2』の完結編。

・ユニット7(unit 7 へジャンプ

まで、105ページから126ページまでを解説します。

中2用は全部で8つのユニット(Unit.0からUnit.7)構成です。


このシリーズでは中学生の教科書『ニューホライズン:New Horizon(東京書籍)』の”New Words” 欄の用語説明と解説をしています。

ところどころに挿入されている、”Let’sシリーズ”等もNew Wordsがあれば掲載しています。

その他のユニットは以下のリンクからどうぞ。

第1回『New Horizon』シリーズ 目次

あるいは

中学英語と高校入試(カテゴリー)


>> 目次へ(前書き・使い方を飛ばす)

■ 前書き、使い方

教科書を見ながら、このページをお読みください。

ここでは教科書文章の丸々の引用や和訳は、著作権保護法違反に当たるため許可なく出来ません。

従って本文の掲載はしていません。

またこのシリーズの目的や使いかたをまだ読んでいなければ

英語教科書の用語・単語解説シリーズ共通ガイド

をいちど目を通しておいてください。


新単語は以下のような”凡例(ルール)”にしたがって記述しています。

─ 凡例 ─

word(s) <品詞> 「和訳」 。〜説明〜

phrase <句>「和訳」。〜説明〜

英語は同じ綴りで<動詞>で使ったり<形容詞>で使われたりします。

そのためここでは”どの<品詞>”で使われているかも併記します。

“<名詞>として(使われている)。”

と書かれていた場合は、その単語はいくつかの品詞の種類があるけれど、本文では<名詞>として使われていることを示します。

“<名詞>”

とだけ書かれている場合は、その単語はほとんどの場合<名詞>以外の用法はないことを示します。

『ニューホライズン 2』

─ 目 次 ─

/ p.105 /

Unit 7 – World Heritage Sites

Unit.7 – Read and Think

  • Grammar – 受け身

/ p.126 /

■ Unit 7 – World Heritage Sites

/ p.105 /

heritage <名詞>「遺産」

site(s) <名詞>「(建物を建てるための)敷地や用地」

事件サイトとか、ウエブサイトのサイトもここから派生した意味。

/ p.106 /

Preview

[受け身]

このシーン1で使われている単語は、日本語としてもよく聞くものが特に多い。

そのままのイメージ通りの意味だったり、少し違うニュアンスだったりするので確認してみてほしい。

unique <形容詞>「独特な」「ユニークな」。本文のようにいい意味でも使う。いい悪いなく意味的にはニュートラルな<形容詞>。

precious <形容詞>「貴重な」「大切な」「プレシャス」。これは日本語のイメージ通り。

select(ed) <動詞>「(慎重にいいものを)選ぶ」「セレクト」。これも日本語のイメージ通り。

“select as A”「Aとして選ぶ」

“select for B”「Bのために選ぶ」

受け身と動詞の過去分詞

日本語の「〜される」という”受け身”的な言い方を、英語ではどう表現するするかをここユニット7で習う。

やりかた。

  1. 主語と目的語をひっくり返す。
  2. ひっくり返した主語のあとにbe動詞を置く。
  3. そのあとに元の動詞を過去分詞型にしてつなげる。
  4. 元の主語が必要ならそのあとに足す。

「自分たちはこの場所を選んだ。」

“We selected this place.”

これを「この場所が選ばれた(私たちによって)。」

という受け身にしよう。

受け身だから、まずは主語と目的語をひっくり返す。

“This place …(S)

次に”be” 動詞を置く。”This place”は三人称単数、そして過去の話だから “was”

“This place was …(S+V)

「選んだ」を「選ばれた」にするために “selecet” を過去分詞形にする。

selectは過去形も過去分詞形も同じ変化をする。

“This place was selected.(S+V+O)

これで受け身文として完成。

もし誰によって選ばれたかはっきりさせたいときは、

過去分詞に続けて元の文の主語、ここでは”we”を(目的格に変えて、)「〜によって」の “by” を前につけて追加する。

“This Place was selected (by us).”

日本語でも受け身にすると、

「世界遺産に選定された」

のように、”誰によってなされたか”はすでに明らかな場合が多いから、特に明示はしないことが多いと思う。

英語も受け身に関しては似ている。選んだ人が誰かは明らかな場合は書き加えない。

own <代名詞> 「自分(たち)の持っている」「(強調して)自分(たち)の」

all over <副詞句> = “everywhere”「いたるところに」

type(s) <名詞>「種類」「タイプ」。これも日本語イメージどおり。

理想のタイプ、のタイプもこれ。

natural <形容詞>「自然の」

cultural <形容詞>「文化の」

mixed <形容詞>「合わせた」

selection <名詞>「選択」「選定」「セレクション」。これも日本語になっているし、意味も同じ感じ。

ちなみに上記 “select” の名詞形。

standard(s) <名詞> 「標準」「基準」「スタンダード」。ここでは「基準」の意味で使っている。

本文では “… standards were …” と複数形にしている、ということは”いくつかの”選定「基準」があるのだろう、と想像する。

これも日本語のイメージ。発音は/スンダード/で、/タ/にアクセントがある。

decide(d) <動詞>「決める」。過去形と過去分詞は同じ形。

UNESCO <固有名詞> 「ユネスコ」「国際連合教育科学文化機関」。

名前は聞いたことがあるかもしれない。

conference <名詞>「カンファレンス」

「会議」なのだけど、より公式的で専門的、何日かに渡って開催されるような規模のものも。

これも日本語になっている。


[受け身の疑問文] [KS25]

the Blue Mountains <固有名詞>「ザ・ブルーマウンテンズ」

シドニーから西へ車で2時間くらいのところにある、古代の山々や岩肌が見れる雄大な観光地を含む一帯。

写真にある3つの岩が「スリーシスターズ」と呼ばれていて有名。

list(ed) <動詞>「〜のリストを作る」「リストに含む」

本文のように受け身で使うときは「リストに含まれる」の意味で。

because of … <句> 「… のため」。

“because” は<接続詞>だからそのあとに理由となる<文>を続けるが、こちらは<前置詞>的。そのため<節>や<句>を続ける。

oily <形容詞>「油を含んだ」

mist <名詞>「もや」「ミスト」。

「霧」は”fog”になる。

eucalyptus <名詞> 「ユーカリの木」。/ユーカプタス/と発音するらしい。

leaves (<= leaf) <名詞>「葉っぱ」。

複数形がイレギュラー。”f”<=>”v” の似たような変化は所々で見かける。”leave” => “left”

通常「葉」は数え切れないほどの複数だから “leave” の方が一般に目にする形。

forest(s) <名詞> 「森」。

「森」も複数形が普通と思われる。「近所のちょっとした森」であれば “neighborhood forest” と単数でいいんでしょう。

beauty <名詞> 「美」「美しさ」

preserve(d) <動詞> 「保存する」「維持する」。

ここも[受け身]表現を使っている。「自然な(景観)美が”維持・保存”されている。」


/ p.109 / Mini Activity

リスニング、スピーキング、ライティング。

受け身表現の練習。

■ Unit 7 – Read and Think

[byつきの受け身] [KS26]

ここでは[受け身]で、”誰によってなされた”かを明示する場合の表現が出てくる。

”都市名”など主語が人ではない場合、確かに[受け身]の表現は使いやすい。

ここで出てくるイタリアの都市「ベネチア」は、英語表記 “Venice” で /ヴェニス/ と発音する。

本文はこの “Venice” が主語の文が多く、したがって “It” や “Its” などの”無生物”<代名詞>が多用されていて読みづらいと思う。

加えて “New Words” も多めだ。

がんばる。

Its many islands are … ” の “Its” は “Venice” の所有格代名詞。(= Venice’s many islands are … )

canal(s) <名詞> 「運河」

gondola <名詞> 「(ベニスの運河で使われている)ボート」をゴンドラというらしい。アクセント位置 /ンドラ/

右ページの写真にあるように、細くて両端がカーブしてて1本のオールで漕ぐ。

ちなみに、スキーや観光で乗る「ゴンドラ」もこの綴り。

It’s built … ” = “The Bridge was built … “

built (<= build) <動詞>「建てる」の過去分詞。

across <前置詞>として、「〜をまたいで」「〜を渡って」。

道路などを「横切って」という意味でも。

“It’s an old and … ” = ” The bridge is old and … “

grand <形容詞> 「壮大な」「主要な」。

本文では “the Grand Canal” と “the”「その(唯一の)」と言う意味で、「大運河」としている。

日本語でもグランドオープンとかグランドエントランスとか、グランドセールとか。

sight <名詞> 「光景」「景色」という意味で。サイトシーイング(観光)のサイト。

元は「視覚」や「視力」という意味から。

attractive <形容詞> 「魅力的な」

serious <形容詞> 「深刻な」「シリアスな」。

「真剣な」とか「真面目な」という意味も。

citizen(s) <名詞> 「(そこに住んでいる)市民」

… get crowded …” で「混雑する」だが、この “get + 過去分詞 ” の用法はよく使われる。

ここでは「バスは混雑の状態になる」で “get” は「〜の状態になる(する)」という使い方。

sink(ing) <動詞> 「沈む」

cruise <名詞>として、「クルーズすること」。

cruise <動詞>は「周遊する」。特に目的を持たずに船を航行させること。

wave(s) <名詞>として「波」

damage(d) <動詞> 「損害を与える」「ダメージを与える」


[助動詞つきの受け身] [KS27]

後半は[受け身]で、主語との間に助動詞(ここでは “can” )が挟まるパターンについて。

“can be seen”、直訳は「見られる(ことができる)」?

・・・この手は日本語でもよくわからなくなる。

本文だけど、代名詞や省略を用いた出だしが少し難しい。

「(富士山は)その美しい山容で世界的に知られているけど、(実は自然遺産でなはくて)文化遺産として登録されている。」と書いてある。

なぜか?がこの後の文章の主旨。

known (<= know) <動詞>の過去分詞型、「知られている」

worldwide <副詞>として、「世界的に」

similar <形容詞>「似たような」

for one thing <句> 「ひとつ(の理由)としては」。

いくつかの理由をこれから述べるときに使う。

2つ以上思いつくなら、2つ目以降は以下の “for another” を使う。

scared <形容詞> 「恐れる」。

“scare” 「怖がらせる」という<動詞>の過去分詞形で、このように[受け身]表現として使われる。

感情表現でこの形はよく見られる印象。

please => pleased, satisfy => satisfied, bore => bored などなどもっとある。

for another <句> 「別(の理由)としては」

inspiration <名詞> 日本語にもなってる「インスピレーション」。

「霊感」とか「創造的な着想」とか。

本文は “give people inspiration” とSVOO文型の中で目的語の1つとして使っている。

print(s) <名詞> 「印刷物」「プリント」。大量にコピーできるもの。

浮世絵は多色刷り木版画で大量生産ができたらしい。だから「プリント」と考えてよいのだろう。

influence(d) <動詞> 「影響を与える」

日本語にもなってる「インフルエンサー」”influencer” は「影響を与える人」。

アクセントは頭にある。 /ンフルエンス/、/ンフルエンサー/

seen (<= see) <動詞> 「見る」の<過去分詞>

angle(s) <名詞> 「角度」

最後の方は主語も目的語も “It/it” だらけだけど、ぜんぶ「富士山」の<代名詞>として使っている。

英語は律儀な言語なので、このように主語や目的語を省略しない。

しないけれど、”省力はしたい”ので代わりに代名詞を用いて受ける。

[受け身]を学習するために、ベネチアや富士山など無生物主語の文章が多かったが、言ったように代名詞だらけになるから正直読みにくい。

みんなそう。たぶん。


/ p.114 /

Unit Activity

世界遺産への旅

資料を集めて、伝え合う。

■ Let’s Talk (5) 電話でのやり取り ─誘う・断る─

/ P.115 /

電話で要件を伝える練習。

電話の掛け方、誘い方、誘われ方。

■ Grammar (6) 受け身

/ p.116 /

視点を変えて情報を伝える。

■ Let’s Listen (7) 店内のアナウンス

/ p.117 /

店内アナウンスを聞いて情報を聞き取る。

■ Stage Activity (3) My Favorite Place in Our Town

/ P.118, 119, 120 /

先生のが何か情報を知りたがっているので聞く。=>

街のおすすめの場所を考えて調べる=>

グループで伝え合う=>

街紹介マップを作る。=>

明日すめスポットの情報カードを作る。=>

先生におすすめスポットを紹介する。

cafe <名詞>「カフェ」

mango <名詞>「マンゴー」

beside <前置詞>「すぐ隣」(= next to)


/ p.121 /

Word Room (2)

場所

■ Let’s Read (3) “Pictures and Our Beautiful Planet”

/ P.122 /

be attracted to A「Aに惹きつけられる」

受け身の形。”attract” は「惹きつける」という能動態的な意味。

a village in the middle of the wilderness

「ある村=>真ん中にある=>荒野の」という順番で頭に絵を描くのが英語の思考。

/ p.123 /

among <前置詞> 「〜の中で」。

3つ以上の場合。「2つの中」なら between が使える。

without city conveniences

「なしで=>街の便利さ」

a tradition of living with nature

「伝統習慣=>生活の=>自然と共に」

something very important

somethingは形容詞が後ろに来る。

important something とは言わない。他にも

something cold 「何か冷たい物」

a part of A「一部=>Aの」

/ p.124 /

sever weather 「厳しい天候」

to take pictures「写真をとるために」。

to不定詞の目的(副詞副詞的)用法

showed us bears = show A B の形

feelings of freedom and wonder

「フィーリング=>自由の=>と=>驚嘆の」

his life ended suddenly

end は<動詞>として「終わる」という意味でよく使う。

/ p.125, 126 /

stay the same

「同じでステイする」=>「同じままでいる」

the habitat of the carib

「その生息地=>カリブの」

traditional way of life

「伝統的な方法=>生活の」

As ice turn into water,

asの訳し方が難しい。「氷が水に変化していいる間に」とか「氷が水に変化したため」「氷が水に変化するにつれ」といった感じ。

twice as fast as A

twice も as も fast も全部<副詞>。

remind A of B

この使い方も難しい。remind は「思い出させる」という意味で使う。

直訳は「写真は私たちに美しい過去を思い出させる。」

意訳は「写真は美しい過去を写しているに過ぎない」という意味くらいになる。

■ 資料編

/ p.127 – p.159 /

■ 前後のユニットリンク

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■ 参考書

ワーク&テスト ニューホライズン 2年

■ 引用元

中学校 英語教科書

NEW HORIZON English Course 2(中学校外国語科用 文部科学省検定済教科書)』令和3年度版

東京書籍 発行

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