第23回 中2ユニット3:P29- P39『ニューホライズン2』単語,文法ガイド

『New Horizon』シリーズ目次
中学英語と高校入試(カテゴリー)
旧2021令和3年度版(2ページ目)

新年度のスタートダッシュを少し…、だけど辞書を引く時間は何とかしたい。あと文法もちょっと話を聞きたい。

中学教科書『ニューホライズン』の単語・用語解説シリーズ。第10回は─中学2年『New Horizon 2』から

・ユニット3
・29ページから39ページ

までを解説します。

前書き、使い方

新単語は以下のような”凡例(ルール)”にしたがって記述しています。

─ 凡例 ─

word(s) :<品詞> 「和訳」 。〜説明〜

phrase :<句>「和訳」。〜説明〜

英語は同じ綴りで<動詞>で使ったり<形容詞>で使われたりします。そのためここでは”どの<品詞>”で使われているかも併記します。

“<名詞>として(使われている)。”

と書かれていた場合は、その単語はいくつかの品詞の種類があるけれど、本文では<名詞>として使われていることを示します。

“<名詞>”

とだけ書かれている場合は、その単語はほとんどの場合<名詞>以外の用法はないことを示します。

『ニューホライズン 2』
─ 2025年版 目次 ─

p.29
 Unit.3 – What kind of job are you interested in? Future Job

p.32
 Unit.3 – Read and Think

p.36
 Unit3 – Unit Activity
 Grammar (3) – 不定詞

p.39

Unit.3 – What kind of job are you interested in?

ユニット3はいよいよ<不定詞>。

不定詞には3つの用法がある。副詞的、形容詞的、名詞的。このうち名詞的用法の一部はすでに1年で学習している。

「え?」

wan to …

確かに。

─ 不定詞って何? ─

って思う。
このシリーズでは<品詞>について結構こだわって表記している。
さて何個言えるだろうか?

名詞、動詞、形容詞、副詞、疑問詞、前置詞、限定詞、感嘆詞

これでだいたい全部の品詞。

「不定詞が入ってない」

そうなんです。というか「入ってる」とも言える。

不定詞とは
「1つに定めない(不定)詞」
という意味。

・ある時は名詞として
・ある時は形容詞として
・ある時は副詞として

働く品詞のこと。だから少しとまどう。

不定詞がどの品詞として使われているのか、つまりどう言う意味になるのか迷う場面が出てくる。

[不定詞 – 副詞的用法]
[KS-9] … use computer to study …

パート1は不定詞の副詞的用法から。

「〜をするために」という目的を表現をしたいとき。to不定詞が使える。<副詞>は動詞を修飾する。

例文。YouTube見てたら面白そうな映画のトレーラーが流れた。

「よし、明日この映画を見るために新宿に行こう。」
・ OK, I will go to Shinjyuku to watch this movie tomorrow.

この「(映画を)見るために」という目的表現部分が副詞句である。そしてこれが「(新宿に)行く」という動詞句を修飾(説明)している。

この「Aするために(Bをする)」を英語で表現するのにto不定詞を使う。

“to do” の部分が副詞の役割なので副詞的用法とよんでいる。

ちなみに、日本語と英語で語順がここでも逆になっている。


career:<名詞>「(一生取り掛かる)職業、専門職」「職歴、キャリア」

information:<名詞>「情報、お知らせ」。複数形はない。いつも単数。

international:<形容詞>「国際的な、世界的な」

nursery:<名詞>「保育園、幼稚園」

note(s):<名詞>「注記」「メモ」

own:<形容詞>「自分の」

tag:<名詞>「タグ」

chopstick:<名詞>「お箸」

picture book:<名詞>「絵本」

garbage:<名詞>「(家庭)ゴミ」

by the entrance:「入り口の脇に」。by「〜のすぐそば」のイメージから

[不定詞 – 副詞的用法]
[KS-10] … happy to hear …

パート2は、副詞的用法からもうひとつの使いかた。
「〜(ということが原因)で」
という表現。

・「〜を見て驚いた」
・「〜と聞いて悲しい」
・「〜して嬉しい」

こう言った感情表現の後に<to不定詞>を続けて表現する。

「で映画を見たけど、つまらなくて驚いた。」
・And I was surprised to find it boring.
(find A B でSVOC型。「AがBだと分かる、気づく」)

日本語的には「退屈とわかって(副詞)」「驚いた状態(形容詞)」。驚いた原因はfind (分かった)から。

原因を表す副詞的用法と呼んでいる。他にも

・surprised to see it
・sad to hear that
・happy to watch it
・surprised, sad, happy = <形容詞>
・to see, to hear, to do = <副詞>

<副詞>は<形容詞>も修飾できるので、やっぱり副詞的用法と言う。


chose (<=choose):「選ぶ」の過去形。/チョウズ/

I chose the school:「その学校を選んだ」。the が何を指しているか意識する。

to the children:「その子たちに」。the が何であるかきちんと考える。

colorful:<形容詞>「色彩豊かな、カラフルな」

illustration(s):<名詞>「挿絵、イラスト」

caterpillar:<名詞>「いも虫」

How about…?:<慣用句>「〜(に関して)はどうですか?」

Unit.3 – Read and Think 1

[不定詞 – 形容詞的用法]
[KS-11] …work to do.

副詞的な使い方の次は<形容詞>的な用法。

形容詞としても使える不定詞。形容詞とは名詞を修飾するもの。

例えば、昨日見た映画はつまらなかったけど

「だけど見るべきタイトルが他にある」
・But I have another title to watch.

「見るべき(形容詞)」= to watch、「タイトル作品(名詞)」= title、で形容詞が名詞を後ろから修飾している。

なので形容詞(的な)用法。で日本語とはやっぱり語順が逆。

日本人にとって英語は難しい。モヤモヤしてもあたりまえ。大丈夫みんなそう。


pretty:<形容詞>「かわいい」

taught (<=teach):<動詞>「教える」の不規則過去形。

important:<形容詞>「大切な」

important things to remember:「覚えておくべき大切なこと」形容詞用法

moon:<名詞>「月」

lay (<=lie):<動詞>「横たわっている」「(状態に)ある」の過去形。

leaf:<名詞>「葉っぱ」

come up:<句動詞>「出る、出てくる」

pop:<動詞>「飛び出る」

come out of …:<句動詞>「〜から出てくる」

tiny:<形容詞>「小さな」

eat through:<句動詞>「食べ尽くす、全部食べる」。<前置詞> through が「端から端まで通る」というイメージ。

pear(s):<名詞>「(西洋)なし」

plum(s):<名詞>「(西洋)スモモ」

[不定詞 – It is … to 不定詞]
[KS-12] It is … to look …

3つある不定詞の用法から副詞用法と形容詞用法を見てきた。

あとひとつの名詞的用法は、すでに習っている。

・want to do it
・need to do it
・try to do it

などなど。want to として習ったけど、実は want + to不定詞。to do の部分は「〜すること」と訳せる。

つまり to不定詞の名詞的用法。 to不定詞は want, need, try の目的語として使われている。


一方で名詞は主語にもなれるのだった。ということで例文を

「毎日寝る前にこのドラマを見ることが癒し。」

・To watch this drama before going to bed is relaxing.

to 不定詞(名詞句)を使った主語だけど長い。動詞 is は最後から2番目にやっと来る。

もちろんこれでもいい。でもこう言う場合仮の主語 “It” を先頭に置いて、長いto以下を後回しにもできる。

・It is relaxing to watch this drama before going to bed.

どっちがわかりやすいかは微妙だと思うけど。


Thank you for …:<慣用句>「〜に関してありがとうございます」

learn(ed):<動詞>「学ぶ」の過去形

necessary:<形容詞>「必要な」

adjust:<動詞>「調整する、アジャストする」

speed:<名詞>「速度、スピード」

story:<名詞>「物語、ストーリー」

difficult:<形容詞>「難しい」

sentence(s):<名詞>「文、センテンス」

─ 句と節と文何が違う? ─

文法を説明するのに、句と節と文はちゃんと違う意味で使っているので違いを覚えておこう。

1)phrase:「フレーズ、句」
主語と動詞が揃っていない。

2)clause:「クローズ、節」
主語と動詞が必ずセットで存在

3)sentence:「センテンス、文」
句や節などがひとまとめで合わせてセンテンスという。
文頭からピリオドまで。

clealy:<副詞>「はっきりと、クリアに」

understand:<動詞>「理解する」

smile(s):<動詞>「笑う」「笑顔を見せる」

clap(ped):<動詞>「手を叩く」「拍手する」

glad:<形容詞>「嬉しい」

again and again:「何度も何度も」

loud:<副詞>として、「大きく」。read out は「声に出して読む」

from now on:「今これから」。ここでの on は副詞で「行動などが続いてゆく」というイメージ。

sincerely:<副詞>「心より」。手紙の最後に書くと日本語的には「敬具」的な雰囲気。sincere 「誠実な」という形容詞が元。

Unit.2 – Unit Activity

10年後の自分へのメッセージ
メッセージ例には、これまで習った文法が散りばめられている。

・teach [人][もの]
・be interested in
・want to be a xxx
・It’s … to look …

Real Life English (Listening)

仕事についてのインタビュー

Learning Technology in English

ロボットについて話し合おう。

GRAMMAR (3):不定詞

>>>不定詞 〜表現の幅を広げる〜


以上、第23回『ニューホライズン2』ユニット3

関連図書


ワーク&テスト ニューホライズン 2年

引用元


東京書籍 令和7年4月新刊 中学教科書 NEW HORIZON English Course 2 [教番:英語002-82]

東京書籍 発行

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