第5回 中2。Unit 4, 5(P.57〜P.82)『NEW HORIZON 2』単語ガイド
辞書を引く時間を何とかしたい。あと文法もちょっと話を聞きたい。
中学教科書『ニューホライズン』の単語・用語解説シリーズ。
第5回は─
中学2年『New Horizon 2』から
・ユニット4(unit 4 へジャンプ)
・ユニット5(unit 5 へジャンプ)
57ページから82ページまでを解説します。
『New Horizon 2』は全部で8つのユニット(Unit.0からUnit.7)構成です。
このシリーズでは中学生の教科書『ニューホライズン:New Horizon(東京書籍)』の”New Words” 欄の用語説明と解説をしています。
ところどころに挿入されている、”Let’sシリーズ”等もNew Wordsがあれば掲載しています。
・『New Horizon 2』 Unit.4 – Unit.5 (P.57 – P.82)
・『New Horizon 2』 Unit.6 – Unit.7 (P.83 – P.126)
>> 目次へ(前書き・使い方を飛ばす)
■ 前書き、使い方
教科書を見ながら、このページをお読みください。
ここでは教科書文章の丸々の引用や和訳は、著作権保護法違反に当たるため許可なく出来ません。
従って本文の掲載はしていません。
またこのシリーズの目的や使いかたをまだ読んでいなければ
をいちど目を通しておいてください。
新単語は以下のような”凡例(ルール)”にしたがって記述しています。
─ 凡例 ─
word(s) <品詞> 「和訳」 。〜説明〜
phrase <句>「和訳」。〜説明〜
英語は同じ綴りで<動詞>で使ったり<形容詞>で使われたりします。
そのためここでは”どの<品詞>”で使われているかも併記します。
“<名詞>として(使われている)。”
と書かれていた場合は、その単語はいくつかの品詞の種類があるけれど、本文では<名詞>として使われていることを示します。
“<名詞>”
とだけ書かれている場合は、その単語はほとんどの場合<名詞>以外の用法はないことを示します。
■ Unit.4 – Homestay in the United States
/ p.57 /
homestay <名詞>「ホームステイ」
the United States <名詞>「合衆国」
/ p.58 / Preview
/ p.59
– Scene (1) / What is the advice on the Website?
[have to 動詞の原型] [KS13]
シーン1では「〜しなければならない」「〜をする必要がある」を何と英語で言うか?
で、”have to 動詞原型” を使い、この “have to” が「ねばならぬ」感の句となる。
でこれを否定形にすると、
“don’t have to …”
「〜する必要はない」と言う意味になる。
member <名詞>「一員」「メンバー」
have to <助動詞><句動詞>「〜しなければいけない」。
<助動詞>的な意味ではあるが、文法的には普通に “have + to不定詞”。
三人称単数なら、”has to” だし、
否定には don’t/doesn’t を使う。
follow <動詞>「従う」「フォローする」
rule(s) <名詞>「ルール」
host <名詞>「ホスト」。
他人をゲストとしてもてなす人のこと。
perfect <形容詞>として、「パーフェクトな」「完璧な」
/ p.60
– Scene (2) /
What are the family’s rules?
[助動詞 must] [KS14]
シーン2では、「ねばならない」表現のもう1つ。
今度は完全なる<助動詞>で “must”。
can や will の仲間。主語Sと動詞Vの間に置く。
意味は “have to” と同じ。ネイティブに聞けば微妙に違うのかもしれないが、外国人として話す分には気にしない。
ただし、否定形にすると “don’t have to” が「する必要ない」だったのに対して、
“must not” は、「してはいけない」と禁止になる。
言われてみれば、「しなければいけない」を否定するには2つの考え方がある。
「しなくてもよい」と「してはいけない」
Mrs. <名詞> 「〜さん(結婚している女性の苗字を呼ぶ時)」。/ミスィズ/
現在は結婚を区別することなく、女性に対しては “Ms.” /ミズ/ を使うのが一般的。
must <助動詞> 「〜しなければならない」
alone <副詞> 「ひとりで」
safe <形容詞> 「安全な」
young <形容詞>「若い」
go out <句動詞> 「出かけて人に会う」
pick … up <句動詞> 「〜を車で迎える(拾う)」。
教科書では、
“take you there, and pick you up.”
と、車とは言っていないが、車での送り迎えの話をしている。
/ p.61 /
Mini Activity
リスニング、スピーキング、ライティング。
have to, must の使い方の練習。
■ Unit.4 – Read and Think
/ p.62, 63
– Read and Think (1) /
What problem do they have?
[動名詞(目的語)] [KS15]
ここでは、新たな文法で[動名詞]。
動詞を元として、語尾に “ing” をつけて名詞化したもの。
なので「〜すること」という感じになる。
どこかで聞いたような?
はい。To不定詞の名詞的用法と同じ。見た目違い。
名詞は主語と目的語に成れる。
case <名詞>「場合」「ケース」
finish(ed) <動詞>「終わらせる」
bathroom <名詞>「バスルーム」。
アメリカだとトイレがついてることがお多いから、「トイレ」の意味でも使う。
such <前限定詞> 「そのような」。
“such a short time” という語順に注目。これが英語の品詞の順番。
これに関しては、日本語の並びと似ている。
「そんなに+ある+短い+時間」
<形容詞>”short” は<名詞>”time” の前。
<限定詞>(<冠詞>とも言う)”a” は <形容詞>”short” の前。
さらに “such” は、<限定詞>”a” の前に来る。これを<前限定詞>と言う。
both とか all とか half なんかも <前限定詞>。
save <動詞> ここでは、「節約する」と言う意味。お金を「節約する」もこれ。
plate <名詞>「プレート」「お皿」
hurt <動詞>「傷つける」。
肉体的にも、精神的にも使える。
/ p.64, 65
– Read and Think (2) /
What did Kaito do with them?
[動名詞(主語)]
今度は、動名詞を主語として使う文を見ていく。
elderly <形容詞>「お年寄りの」。
“-ly” となっているので<副詞>っぽいが、形容詞。
couple <名詞>「カップル」
bored <形容詞>「退屈な」。
“bore” は動詞「退屈させる」。退屈するは、退屈させられる。だから
I was bored with …
本文では異なる、”got bored” という使い方をしている。
このような、「〜の状態にさせられた」という意味で “get …ed” はよく使う表現。
“… or something” <慣用句>「〜とかそのようなもの」
日本語でも話していて、何かいくつか候補を挙げて、最後に「みたいな。」と言うことがあるが、その感じ。
one of <句>「〜のひとつ」
hobby, hobbies <名詞>「趣味」
after all <句>「そうは言っても」「結局は」。
これまでの事柄にも関わらず、と言った感じ。
couldn’t (<= could not)
kept (<= keep) 「続ける」の過去形。
keep …ing <句>「〜し続ける」。
「〜を楽しむ」の “enjoy” もそうだが、”keep” も動名詞を目的語にとる。
実は代わりに不定詞を後ろに置くと、意味が変わる”場合がある”。変わらない場合もある。
動詞による。
そしてよくわからない意味になることがある。enjoy や keep ではよくわからなくなる。
“enjoy to play the game” とすると、「そのゲームをやるために楽しむ」
“keep to try to speak English” だと、「英語を話そうとするために続ける」
to不定詞の副詞的用法(のために)になってしまうため。
ちょっとだけ頭の隅に入れて置く。
carefully <副詞>「注意深く」
both <限定詞>として、 「二人とも」。
先に出てきた “such” と同じ品詞。名詞よりも形容詞よりも限定詞よりも前に置く。
/ p.66 /
Unit Activity
日本の習慣やマナーを伝えよう
旅行者のブログを読んで彼らにアドバイスを考える。
すごい。
■ Let’s write (2) ホームステイのお礼状 ─手紙─
/ P.67 /
手紙の書き方。
especially <副詞>「特に」
Best wishes, <慣用句>「幸運を祈ります」。
手紙の最後に書く決まり文句。
■ Grammar (4) 助動詞
/ p.68 /
動詞に意味を付け加える。
/ p.69 / 学び方コーナー (2)
音読の仕方
■ Let’s Listen (4) 電車の運行情報
/ p.70 /
運行情報を聞いて情報を聞き取る。
■ Unit.5 – Universal Design
/ p.71 /
universal design <名詞> 「ユニバーサルデザイン」。
universal <形容詞>で「普遍的な」とか「万国万人向けの」。
/ p.72 / Preview
/ p.73
– Scene (1) /
What can we do at this event?
[疑問詞 + to + 動詞原型] [KS17]
ユニット5は、いろいろな表現をまとめた感じ。
シーン1は、疑問詞+to不定詞を使った[名詞句] を含んだ表現。
how to use … 「〜の使い方」とか
where to find … 「〜を見つけれる場所」とかは
それぞれ名詞のカタマリで、だけど主語や動詞が含まれないので<句>と呼ぶ。
塊とはいえ<名詞>なので、文の主語や目的語にできる。
何を言われているのかよくわからないかもしれないけど、<名詞句>という名前だけでも。
文章 > 節 > 句 って何が違う?
今回の[名詞句]、すでに?習ったけど[that節]。
あるいは<句動詞>。
一方でフレーズとかいう表現。
何が何だか。統一してくれない?と感るかもしれない。
だけど、実はちゃんと使い分けている。
<句>とは主語と動詞がセットで含まれない文の一部分のこと。
英語ではフレーズ “phrase”。
“work out” という<句動詞>には主語は含まれていない。
今回の “how to use” には、主語も動詞も含まれていない。
けど名詞として使うから<名詞句>。
<節>とは、ちゃんと主語と動詞がセットで存在する場合の呼び方。
英語では聞き慣れないかもしれないけど、クローズ “clause” と言う。
[that節] なんかは、that以下に主語と動詞がちゃんとある。
例文。
See, I told you that you would find how to use it.
「ね、その使い方をあなたは見つけるだろう、ってわたし言ったよね。」
上の例文で “that” 以下には主語 “you” と動詞 “find” がある。だから[that節]。
“how to use it” は”find” の目的語で<名詞句>。
で文頭の “See, I told you” も<節>。
この文の背骨だから<主節>みたいな言い方もする。
で、ぜんぶひっくるめて<文>。
英語ではセンテンス<sentence>。
product(s) <名詞>「製品」
exhibition <名詞>「展示」。「展示会」の意味でも。
first-hand <副詞>「(そのものを)じかに」。
facility, facilities <名詞>「施設」「設備」。
そう言った設備のある場所、あるいは設備そのものどちらでも使える。
/ p.74
– Scene (2) /
What does the staff member explain?
[主語 + 動詞 + 人 + 疑問詞 + to + 動詞原型]
シーン2の Key Sentence は、シーン1の拡張版的。
[SVOO] の2つ目の目的語に、[名詞句]が来るパターン。
第4文型を取る動詞、”show” だったり “tell” だったり。
over here <副詞> 「こちらを」。
“over there” は「あちら」だった。
staff <名詞>「スタッフ」
jar <名詞>「(食べ物を入れる)ビン」。
ガラス製か陶器製で蓋がついてるやつ。
bump(s) <名詞>「(でこぼこの)凸」「平面にある盛り上がった部分」。
ちなみに、「鳥肌」は、goose bump 。英語でも「鳥(ガチョウ)の肌」で同じ表現。
Thanks to … <句>「〜のおかげで」
braille <名詞>「点字」。/ブレイル/
helpful <形容詞>「役に立つ」「助けになる」。
“useful” でも意味は近い。
feature(s) <名詞>「特徴」
/ p.75 /
Mini Activity
リスニング、スピーキング、ライティング。
<疑問詞> + <to不定詞>文の練習。
■ Unit.5 – Read and Think
/ p.76, 77
– Read and Think (1) /
What is Meg introducing?
[主語 + be動詞 + 形容詞 + that …] [KS19]
今度は、[that節]と呼ばれている<節>について見ていく。
ここでは、”sure” や “glad” など感情や考えを表す<形容詞>のあとに、理由や原因を説明する<節>を置くパターン。
<節>なので、主語と動詞で作ってよい。
そしてこのときの “that” は文法的には<接続詞>扱いになる。
plastic <形容詞>として、「プラスチックの」
hold <動詞> 「(手で)つかむ」「(手で)支える」
common <形容詞>「よく知られている」「一般共通的な」
glad <形容詞>「嬉しい」。
“glad to …” とTo不定詞を使って「〜できて嬉しい」という使い方もできるので、本文は
I’m glad to have been able to find other examples.
と書き換えることができる。
ただし、To不定詞の完了形(過去を表す)は高校の範囲になるので試験には出ない。
handrail <名詞>「手すり」
finger(s) <名詞>「指」
ramp <名詞>「スロープ」。
日本語でも使う「スロープ」は、”slope” で、これは「自然な傾斜」。冬のスキーやボード競技ではよく聞く。
“ramp” は人のために人工的に作った、階をつなぐ傾斜。
ちなみに「ランプ」と発音すると “lamp” になっていまい、「灯りのランプ」になってしまう。
“l” と “r” 間違えると通じないシリーズ。
stair(s) <名詞>「階段」
pull(ing) <動詞>「引っ張る」「引く」
luggage <名詞>「(旅行用の)スーツケースやカバン」
baby, babies <名詞>「赤ちゃん」
/ p.78, 79
– Read and Think (2) /
Who is the father of it?
ここでは、”key sentence” にはなっていないが、前出のリードアンドシンク1での
感情思考<形容詞> + <that節>
に加えて、
“thought that …” 「<that節>と考えた」
“important to know that …” 「<that節>を知ることは大切だ」
知覚一般<動詞> + <that節>
と言う型。
それから、ここは単語が結構多い。文章も長い。
中学の範囲は超えるが、よく使われる抽象的単語が、下部のコラムにも並んでいる。
American <形容詞> 「アメリカの」
professor <名詞>「教授」
childhood <名詞>「幼いころ」
better <形容詞>として、「よりよい」。
society <名詞>「社会」「世の中」
disabled <形容詞>「障害のある」「不自由な」。
able -> disable -> disabled
“He looked for ways to make a better society for disabled people”.
「彼は探した/道を/作るための/より良い社会を/不自由な人のため」
とこのような順番で英語は読んでいく。頭の中にこの順で絵を描く練習をする。
(1970)s <名詞> 「1970年代」。
1980s なら「1980年代」。/ナインティン – エイティーズ/ と読む。
「2020年代」は、”2020s” で、/トゥエンティ – トゥエンティーズ/
remove <動詞>「取り除く」
barrier(s) <名詞>「バリア」「壁」
“as we get old” 「年を取った際には」 。
“as” は<接続詞>として、「〜の間」「〜の時」という使い方もする。
「年を取る」は、「年齢をゲットする」という考え方ができる。
よく出て来る “get + <形容詞>” 「〜になる」という表現。
found(ed) <動詞>「創立する」「設立する」。
“find” の過去形ではなくて、”found”という動詞。過去形は “founded”。
ややこしい。
center <名詞>「センター」「真ん中」。
本文で “the Center” と、”the” とセンターの頭を大文字にしているのは
「ザ・センター 」という名前の「組織」か「企業」を立ち上げたのだろう。
spread (<= spread) <動詞>「広げる」
” do something to help others.”
不定詞の副詞的用法。「する/何か/助けるため/他人を」
/ p.80 / Unit Activity
「あなたのしてみたいこと」プラン
してみたいことを考える。=>
クラスメートに相談する。=>
相談してわかったことを発表する。
■ Let’s Talk (3) 電車の乗りかえ ─道案内─
/ P.81 /
downtown <名詞>「ダウンタウン」「街の中心地」
east <名詞>「東」、<形容詞>「東の」
west <名詞>「西」、<形容詞>「西の」
<形容詞>的に使うのなら、”eastern” とか “western” などもある。
こっちはざっくりとした方角。「東方の」とか「西方の」とかいった訳がいい感じ。
■ Let’s Listen (5) 留守番電話
/ p.82 /
留守番電話を聞いて内容を理解する。
■ 参考書
■ 引用元
中学校 英語教科書
『NEW HORIZON English Course 2(中学校外国語科用 文部科学省検定済教科書)』令和3年度版
東京書籍 発行
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