英語学習雑誌5種類を比較:NHKラジオから多読多聴マガジンまで

2020年11月現在で入手可能な英語月刊誌・季刊誌を調べてみました。そのうち3冊、

・『タイムトライアル』
・『イングリッシュジャーナル』
・『CNNイングリッシュエクスプレス』

を購入したのでレビューをします。

”学習”ということに限らず例えば”趣味”であっても、何かを継続的に続けていると月刊誌を手に取ることがあると思います。

興味のあるものは新鮮な情報が欲しいもの。ネットの時代ではありますけど。


(2022年11月)

『イングリッシュ・ジャーナル』休刊とのこと。

株式会社アルク(所在地:東京都千代田区 代表取締役社⻑:天野智之)は、月刊誌『ENGLISH JOURNAL』を、12月6日(火)発売の2023年1月号をもって休刊することを決定いたしましたのでお知らせいたします。

月刊誌『ENGLISH JOURNAL』休刊のお知らせ

ちなみにこちらのリンクに発行部数の記述があります。

それによると、創刊30年の2001年で160,000万部(雑誌の対談企画から引用)。

そして2016年ごろには45,000部(広告向け資料より引用)、とのことで急激な減り方。

2022年、それからさらに6年が経っていますのでさらに減少したのでしょう…

英語の勉強をやり直す─

「せっかくやり直すなら、きちんと勉強的な雰囲気で、こう何かテキストを開いてやれる感じがいいかな?」

など思ったときは今も昔も、1冊の参考書を購入してそれをやり切る、という方法が王道かと思ってます。

学生時代の勉強がそうたったように。

でも不思議なもので、本もしばらくすると「飽き」というものがありますね。

鮮度が落ちる。

それは参考書だけに限らず何気に買った文庫本や小説、新書などでも。

個人的には100ページくらいまでは一気に読めますが、一度止まるとなかなか再度手に取ることが難しい。

そうして時間が経ってしまうとさらに戻れなくなる。

学生時代と違って強制はされない。社会人で働いてもいる。

と、あの厚みのある教材的な書籍は、いざ始めるのに少し気合が必要に感じます。

「よし今日も一時間は机に向かおう。」
とか
「平日できなかった分週末まとめてがんばろう。」

とか、そんな自己発奮的なものを点火する必要があったりで、現実的には続けるはがむずかしい。

ということで飽き性ではあるけれど、勉強している感は必要。条件としては

1)教科書的ではなく
2)ページも薄くて
3)飽きがきても大丈夫
4)隙間時間でもやれる
5)続けられる
6)紙媒体

となると・・・雑誌がぴったりに思える。

街の本屋さんは少なくなってしまったけれど、会社帰りに寄って見てきました。

語学雑誌コーナーは紀伊國屋さんでも文教堂さんでもひと区画は確保して合って、なぜかどちらもレジの前。

ほぼ『NHK語学テキスト』コーナーですね見た目。そんな中で目を凝らして他社の雑誌を探す。

まずは『イングリッシュジャーナル』から。まあこれは外せない、業界の一人者。株式会社アルク。1971年創刊。

ページ数B5版140ページ
音声DL(専用アプリにダウンロード)
音声尺
メインインタビュー(2本、各10ページ)
Tea Time Talk(スピーチ)
Quick Chat(雑談)
Lecture(専門分野レクチャー)
特色ショウビズ系のインタビューメイン
CNN放送に特化。全体の8割くらいはCNN
English Journal 2021年4月号

内容はニュースからビジネスショウビズまで偏りなく全般を取り扱うイメージ。

CNNEEと比較すると語彙の範囲は広くないが、英語の分量はその分多い。文字も小さい。

1ヶ月でやらなければという謎のプレッシャーに買う前から負ける。


[音声DL付]ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2020年10月号

朝日出版。1987年創刊。個人的な話ですが、CNNEEは人生で3分以上立ち読みしたことすらない。

雲の上の存在というイメージ。アメリカのニュース放送が素材の英語雑誌。恐れ多い。

ページ数B5版130ページ。別冊A5版36ページ
音声CD(定期購入者のみ)
DL(アプリにダウンロード)
音声尺
メインCNN放送のテキスト
初級(ニュース10本)
中級(ニュース4本)
上級(インタビュー・ディベート)
特色CNN放送に特化。全体の8割くらいはCNN
CNN English Express 2020年10月号

とはいえ買ってみる。

・リスニング強化用の使い方の記事はこちら
・TOEIC特化用の使い方の記事はこちら


[音声DL付き]CNN ENGLISH EXPRESS 2020年10月号

コスモピア。季刊=>隔月発売へ。2006年創刊。本屋で手に取ってパラパラしたけど。。。

いずれどこかでちゃんと買ってレビューします。

NHK出版。1931年創刊(92周年)。

・『タイムトライアル(スティーブ・ソレイシ)』
・『実践ビジネス英語(杉田敏/ヘザーハワード)』
・『入門ビジネス英語(柴田真一/ケリー・ホールウェイ)』

ラジオ講座、テレビ講座、季刊、増刊・・・語学雑誌コーナーの9割はNHKのテキスト。

これは迷う。

まあひとつだけを選ぶ必要はない。だけど手を出しすぎはどっちつかずになる可能性は高い。

ただNHKラジオは、放送時間縛りがあるため妙な拘束感はある。けっきょく聞き逃し放送のまとめ聴き。そっちになるのが心配。


NHKラジオ英会話タイムトライアル 2020年 10 月号 [雑誌]

株式会社リント。TOEIC Testプラス・マガジン編集部。2004年創刊、隔月刊。

これも買ってない。本屋でパラパラと。

TOEIC特化なのだろうけど、普段使いではないかなと。過去問大事。それはそうなんだけど。

この教材選びを実際にやっていたのは9月。3冊を購入。

・『English Journal 10月号
・『CNN English Express 10月号
・『NHKタイムトライアル 10月号

NHKのテキストは中学以来。CNNEEは初めて。EJは過去に一冊買ったかもしれない。1990年代。いや買ってないか。という記憶。

『NHKタイムトライアル10月号』、これはアウトプット専用教材ですね。番組も聞いてみましたがいいです。

『EJ10月号』うん。『CNNEE10月号』。やっぱこっちかな。

ひと月に月刊誌3冊はオーバーワーク。

インプットとアウトプットという意味で二つ残しました。

『タイムトライアル』は、週二回放送。ですが、いきなり時間が合いません。

まあ、『ゴガクアプリ』があって、聞き逃し配信しているので問題はないです。が、嫌な予感がしますね。

積み配信がどんどん溜まっていくイメージ。そして期間終了で配信データ削除。

『CNNEE』毎月6日発売。1987年創刊以来ずーっと6日発売。

編集長オススメの勉強方法なるページが見開きであります。”初級者は無理するな”とおっしゃっております。

初級者ではないが、なかなかの分量で

・これを終わらすペースでやるのか
・マイペースでやって残すのか

は迷うところですね。やりながら考えます。

『タイムトライアル』は予想通り苦しくなってきました。土曜にまとめてやる状況に。

これは続かないパターンですね・・・

まあ自己暗示のせいですかね。『CNNEE』ですが、11月はアメリカの大統領選挙があってCNNが面白かった。その後のトランプさんのゴネっぷりも。

11月号では選挙特集が組まれ、アメリカのブルー/レッド州総覧地図なども掲載されて選挙戦を見ながら参考にできて便利でした。

にしても、分量が多くあっぷあっぷ気味。使い方に関してはまた別の機会に。

以下、続編


(以上、2020年11月)

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