コンテンツ内容レビュー:『スタディサプリENGLISH』TOEIC対策コース購読
初見申し込み:『スタディサプリENGLISH』TOEIC対策コース購読レビュー

(DEEY─)続編はスタサプのコンテンツ中身紹介です。
2023年8月、ネット広告でたびたび見かける”スタサプ”こと『スタディサプリ』。
『TOEIC対策コース』なるものがあるようで、興味が出たのでどんなものなのか実際に申し込んで試してみました。
─ ページ内の主要見出し ─
8) マイ講座 -> TOEIC® L&R TEST 対策コース
10) スタサプ利用方法を考える
11) 実際に使ってみての感想。箇条書き編
8)マイ講座 -> TOEIC® L&R TEST 対策コース
コースの内容をそれぞれ詳しく見ていきます。全部で「9つ」のカテゴリーに分類されています。
表題の通りでタイトル名は『TOEIC (LR) 対策コース』そのものズバリなコース名で。
1 – パーフェクト講義 [テキスト販売]
全150レッスン
TOEIC® L&R TESTと同じ構成の7Part、53パターン別の演習と学習コンテンツです。
[パーフェクト講義]より
全てのパターンで関先生の講義動画で学習できます。
とあります・・・すごい量。
では─例えば自分はリスニングのPart.2が取れなかったので、Part.2のレッスンを見てみましょう・・・
すると、[レッスン013]から[レッスン0027]までがPart.2用に割り当てられてます。その各々レッスンは4つのパートに別れていて
[トレーニング01]:例題
[トレーニング02]:例題講義(動画)
[トレーニング03]:ディクテーション
[トレーニング04]:シャドーイング
という構成(以下のキャプチャ)。

続けてそれでは、リスニングの最後Part.4はどんな構成になってるのでしょうか?
[トレーニング01]:問題演習
[トレーニング02]:例題講義(動画)
[トレーニング03]:ディクテーション
[トレーニング04]:シャドーイング
Part.4は文章題だからか[トレーニング01]が問題演習になってます。
心構え的には「丁寧にひとつひとつ積み重ねていく」イメージでやれたらいかなと思いました。量に圧倒されて焦るのだけは気を付ける。
試しにここのパートの「概要動画」を見てみましが、試験を受けたことのある人間にとっては、的を射すぎの指摘とあるある話も展開され面白いです。
この解説動画は関正生さん本人がされています。雑誌『CNNEE』でも連載を持っていて、自分もお名前は知っていました。
関先生の動画は初めて見ましたがとても聞きやすい。イケメンなだけではなく、声もいい、話の間もいい。これは人気出るに決まってます。単なる概要の話なのに2回見てしまった。
ここまで、PCブラウザ(Chrome)で操作してしますが、ブラウザの戻るボタンが反応しないです。
画面の左上のリンクから戻れますが、位置を覚えていないので前ページの一番上に戻ってしまいスクロールするの面倒いです。
ブラウザは2023年8月最新バージョンです。Safariでも試してみると、こっちはバックボタン利きますね。こっちを使いましょう。
ちなみにスマホのアプリは大丈夫ですね。
2 – 実践問題集 [テキスト販売]
2項目目は実践問題集。全54レッスン
TOEIC® L&R TEST相当の7Part別、200問の実戦問題集。各Part別に対策用学習コンテンツを用意しております
[実戦問題集]より
これが10回分。

TOEICの全パート全問(200問)を細かく54のレッスンに分割。さらにその54レッスンを4〜6トレーニングに分割。(上のキャプチャ画像)。全部で200の小トレーニング。
全部ではないですが要所で動画付きのレッスン。ここは「TOIECの模試をコツコツと少しづつ、だけど毎日やっていく」イメージ。
直前模試代わりとして「一気に」やる作りにはあえてなっていない。
3 – 実戦問題集NEXT [テキスト販売]
3つめ。これも実践問題集です。上の2と同じ。全54レッスン。
実戦問題集Vol.10までを終えて、更に多くのパターンに触れて高得点を目指す方へレッスン。
[実戦問題集NEXT]
トレーニング構成は実戦問題集と同じく、本番同様の200問の演習とトレーニングを用意しております。
これも10回分ある。ということで合わせるとサイト上には全部で20回分の試験素材があることになる。圧倒的だが全部やれなくても十分。
4 – TEPPAN英単語・熟語
4つ目は英単語と熟語。TOEICがビジネス英語ということで、頻出の用語、別の意味で使うパターンなどがあります。
できれば単語帳はTOEIC専用に一冊はやったほうがいい。それの代替えの[英単語]:全18レッスン
TOEIC® L&R TEST頻出の英単語1500語を目標スコア別に学習できます。
[TEPPAN英単語]
単語18レッスンは目標点数ごとに4つにレベル分けされています。ちょっとやってみたけど10問全問正解!
・目標600点:まずは750語
・目標730点:プラスで340語
・目標860点:さらにプラス230語
・目標990点:さらにさらにで180語、合計1500
[英熟語]:全7レッスン。熟語の7レッスンは、目標点数ごとに3つのレベル分けです。
TOEIC® L&R TEST頻出の英熟語530語を目標スコア別に学習できます。
[TEPPAN熟語]
・目標600点:まずは230語
・目標730点:プラスで230語
・目標860点:さらにプラス70語、合計530
こっちも試しでやりました。・・・が難しかった。イディオムが表示されて、5秒間の間に4択の和訳からひとつ選択する。
速攻和訳&即答の感覚。イディオムは文脈もなく突然言われても出てこない…自分は。860点コースで6/10でした。
5 – パーフェクト講義 – 英文法編 [テキスト販売]
5項目は文法。もし600点近辺の実力という自覚がある感じであれば、どこかで文法はやり直したい。意外と目から鱗なことが起きる。
気に入った文法書があればそれでOK。なければお試しを。ちなみに別売りのテキストですが、表紙デザインがシンプルすぎであんまり面白くない・・・自分はという話。全53レッスン
実戦の前に文法からキチンと学習して、本物の英語力を身につけましょう。
[パーフェクト講義 – 英文法編]
頻出の英文法に的を絞って関先生の講義で学べます。

時制(4レッスン)、仮定法(2レッスン)、助動詞(1レッスン)、不定詞(3レッスン)、動名詞、、、
と続きます。もしこれをやるのであればテキストは買いたいですね。「今日は講座やるのはしんどいな」と感じた時など、ここのセクションをやるタイミングはあるかも。
6 – 基礎講座
6つ目は基礎の基礎から講座。平均スコア目標だとここからでもいい。[基礎英文法]:全30レッスン。トレーニングフォーマットは他と同じですね。
【初級者向け】中学から高校レベルまでの基礎的な英語を学び直すことができます。
01:チェック問題(3問)
02:講義動画(3分程度)
03:問題演習(10問)
[基礎英単語]:全14レッスン
「中学・高校で学ぶ単語の中でも、特に覚えたい基礎的な単語を学習できるコンテンツです。」
[基礎リスニング]:全11レッスン
「英語の音の基礎や音声変化について一から学べる講座です。」
「アメリカ英語とイギリス英語」なんてレッスンもあります。
7 – 1分クイズ
全109レッスン(2023年8月現在)。ここだけは記事が月2回更新され、レッスンがどんどん追加される仕様。[レッスン001]は2019年2月号で4年半前。
1分で気軽に学べるコーナーです。
[1分クイズ]
時事ネタの英単語や、現地でのリアルな発話トレーニングなど気軽にビジネスシーンの英語に触れられるトレーニングを掲載しています。
通知設定の「クイズ」から問題通知を受け取ることができます。
例えばスマホのニュース一覧ガジェット等でパーソナライズ設定していると、おすすめ記事の中に英語のクイズ記事が出てくるのに似てます。「〇〇って英語でなんて言う?」みたいなやつ。
設定していると毎日通知されます。地味に(失礼)役に立ってます。こんな感じで。

英語の勉強であることには変わらない。問題が日->英訳というのもいい。アウトプットの練習になっている。
ただ─これで1日分やった気になってしまう、という”悪魔の囁き的”といえはそうかも。
この1分間クイズですが、購読をやめてもスマホであればアプリ経由で毎日配信されます。
個人的には気に入っていたので嬉しいサービスです。再購読のお誘いリンクボタンが、あちらこちらからすぐ出てきますが。
8 – アダプティブ講座
まだある次はadaptive講座。「最適化された」みたいな意味ですね。AIベースの第8項目はPart.1からPart.7まで。この講座は「レッスン」という言い方はしてませんね。
【中上級者向け】AIが選定したあなたに最適な問題で効率よく学べます。苦手が診断されたら関先生の講義で対策できます。
[アダプティブ講座]
学習を進めて問題を解いてく中で、得意・不得意な部分のデータが蓄積されてそれらをAIが解析して問題を出してくれるようです。なのでしばらく学習を積み上げてから?「中上級向け」なのもその辺りなのでしょう。
実際にやってみると・・・リスニング「Part.1」の問題が選ばれて出題されました。まあまだ始めて間もないですからデータが蓄積されていない。
以上がマイページのメイン講座。
9)おまけ的(旧)日常会話コース
少しおまけ的なセクションもあります。TOEICとは直接は関係ありません。過去の資産置き場という印象。ただここは超盛りだくさんで目的が違いますが一応簡単に紹介しておきます。
ところが「【重要】日常英会話コースリニューアルに伴う、『スタディサプリENGLISH 日常英会話コース(旧アプリ)』終了のお知らせ (2023/07/11)」ということで
「2023年10月以降、順次ご契約の終了またはご利用権限を停止 」だそうです。
『新日常英会話コース(新アプリ)』にリニューアルしたのでそちらを購読してくださいとのこと。
ちなみにそちらのコースの講師は、あのスティーブ・ソレイシさん。『NHKラジオ講座 タイムトライアル』の方ですね!
9 – デイリーレッスン(旧 日常会話コース)
一応紹介。旧日常会話コースの1つ目。
「海外旅行や普段の会話で使える表現を学習できます。」
ということで日常の一コマの会話を切り出して1レッスンとして構成しています。
Lv.1 [目安:英検®︎5級程度]:全288レッスン
「 一般的な日常表現や言い回しを理解し、自己紹介などのやりとりができるようになる。 [あらすじ]中学生になったばかりのリクの家に、突然4人の留学生がやってきた…!」
Lv.2 [目安:英検®︎4級程度]:全288レッスン
Lv.3 [目安:英検®︎3級程度]:全288レッスン
Lv.4 [目安:英検®︎準2級程度]:全288レッスン
Lv.5 [目安:英検®︎2級程度]:全288レッスン
Lv.6 [目安:英検®︎2級程度]:全288レッスン
Lv.7 [目安:英検®︎準1級程度]:全288レッスン
10 – オートリスニング(旧 日常英会話コース)
旧日常会話コースの2つ目。どうやらこちらはスマホアプリのみで表示されるメニュー。
” スキマ時間や通勤時間などを有効活用して気軽にリスニングができます。”
Lv.1 [目安:英検®︎5級程度]:全240レッスン
Lv.2 [目安:英検®︎4級程度]:全240レッスン
Lv.3 [目安:英検®︎3級程度]:全240レッスン
Lv.4 [目安:英検®︎準2級程度]:全240レッスン
Lv.5 [目安:英検®︎2級程度]:全240レッスン
Lv.6 [目安:英検®︎2級程度]:全240レッスン
Lv.7 [目安:英検®︎準1級程度]:全240レッスン
10)スタサプ利用方法を考える
以上で全項目を紹介しました。これらのTOEIC® L&R TEST 対策コースを2つに分類するなら
< TOEICに特化したもの >
[1] 特別講義
[2]/[3] 実践模擬形式問題
[7] 単問クイズ
[8] アダプティブ講座
< 一般的な英語学習/基礎 >
[5] 特別文法講義
[4]単語熟語
[6]基礎講座
[9]/[10]英会話コース
になるのでしょう。もちろん特化した方をやりたいですが、優先順位は自分のTOEICの点数や、テストまでどれくらいの時間があるかで別れるかなと思います。
それからログイン画面のデフォルトが「団体会員ページ」になっていることからも、また「そのほか企業・学校法人向け」なる分類もあったりと、自費以外で契約している場合もあるでしょう。
そういう場合は費用の心配はない─その代わりに、会社からは期限や目標スコアの設定などのプレッシャーがあるのでしょう。
ただいずれにしろ講座は上から順にやる流れになっていると思います。自分のスコアが何点であっても。教材は文句ありません。
例えばスコア800あれば、講座や模試以外を利用する場面は少ないと思います。TOEIC完全特化講座がほとんどになりそう。
平均点600を目指すような感じだと、丁寧に時間をかけていろいろとやっていく必要があるでしょう。文法も単語も熟語も。
そうした事前検討の上で、じゃあ実際『スタサプ』をどのように運用していくか?ということを考えると─
改めて購読利用料は(2023年9月現在)
[年契約]:32,736円(月あたり2,728円)
[半年契約]:18,348円(月あたり3,050円)
[月契約]:3,278円
公式 [TOEIC® L&R TEST対策コース ベーシックプラン
料金プラン] より
時期によってはキャンペーン割引が行われるようです。
今後自分がやるとすれば一つは「TOEICテストが近づいたらやる」パターン。直前の1ヶ月か2ヶ月かの月契約。
あるいは「半年くらい前から準備する」というパターン。一旦契約そのあとで様子を見ながら休止と再契約をテスト直前まで繰り返す。合計すれば3ヶ月分くらいの断続サブスクリプトのイメージ。
講座はテキストが購入できるので、よりそんな使い方が可能になるかと思います。
11)実際に使ってみての感想。箇条書き編
ここからは日々実際に使ってみての感想をランダム的に気づいたものを追記していきます。
[音声付き]
各種の例文や例題・問題すべてに音声付きなのは実践的かつ手間要らず。テキストと音声がリンクしてるので音声再生ボタンを押す必要すらない。
CDの手間もダウンロードの手間のいらない。楽チン。
その音声はクリア。とても聞き取り取りやすくむしろ聞き取りやすすぎて心配。本番はここまで条件がいいことはない。ここは注意点でなるべくスピーカーで聴く。
[問題は制限時間付き]
各種の例題問題は制限時間付きです。画面上部にタイムカウンターバーがあって、それが減っていく仕様。10秒とか。
これは「TOEICは時間配分が鍵になる」ゆえの仕様だと思います。
高得点を目指すにはこのタイムカウントシステムはとても有効だと思いました。
一問一問カウントされて、この焦る感じの中で選択肢を選ぶ感覚は結構本番ぽい。
逆にTOEICでも平均点を目指すような段階だと、このタイムカウントシステムは焦りを生むだけでじっくり考える時間を与えません。
[学習の習慣化について]
スマホアプリ版があるのはいいといえばいい。スマホをいじらない日はない。けどアプリを立ち上げるかどうかはまた別の話でして。
更に言えばアプリ立ち上げても、果たしてやるかどうかも。要は自分次第だということで・・・
例えば自分は毎日『CNNEE』をやっています。ある時間になったら習慣的に少なくともページを広げます。すぐにやるときもあれば、だらだらとYouTubeを見てるときもある。
だけど少なくともページさえ広げていれば、何処かのタイミングで目を落として学習を始められる。
「同じことをスマホやPCできるか?」というと・・・個人的にはちょっと難しいと感じました。
本であれば目線を変えるだけ。本はディムアウトもしない・・・
[動画解説について]
上の方で話しましたが、関先生の動画は思わず引き込まれます。これだけを見続けるパターンになる可能性も否定できない・・・
[ディクテーション機能]
「この機能どうなんだろうか?」と思いましたが、PCでもスマホでもとてもやりやすい。
先頭文字は自動で大文字に。単語間のスペースを打つ必要もなし。などよくできていて入力ストレスはなかったです。スマホでの入力も問題ない。
[シャドーイング機能]
こんな機能までついています。個人的には1番のお気に入りポイントでした。自分の声を録音して聞き返せる仕様。
自分の声キモい。けどそこは慣れる。完全にTOEIC(S&W)への発音練習になります。

(以上、2023年9月)