学習ピラミッドは正しいのか:アウトプット重心で検証する「TOEICを受験した」第2回
2021年冬に事前準備なしで受験:試験会場の運不運『TOEICを受験した』シリーズ第1回

(DEEY─)『ラーニングピラミッド論』なるものに従って、勉強方法を変えたらTOEICのスコアはどれくらい変わるのか?
前回(2021年11月)のテストで570だったTOEIC。その後は私事もあり英語の勉強を中断。1年後の今2022年11月。ここから勉強再開。
それでいい機会なので勉強ルール(縛り)を設定してみます。それは
「インプット中心からアウトプット重心へ 」
こうすることでどの程度英語力が 戻るのか?効果が自覚できたのか?を検証します。要は─「学習ピラミッド」の理屈でやると本当に効果的なのか?という試みです。
1)比較はTOEICの点数で
比較に当たってまずは現在の英語のレベルですが、これについてはTOEICの点数が定量比較できて分かりやすいと思います。
TOIECはほぼ1年前に突然準備もなく受験して、点数は570点でした(こちらの記事)。そしてこの時以来英語の勉強はしていません。
この間個人的にはCNNやMLBをながら聞きすることはありました(” ながら聞き ”の効果についてはこちらの記事で以前考えたことがあります)。
ということで、2022年11月の今─「TOEIC(L&R)受けて570点だった以来、一年英語の勉強をしていません。」という状況です。
ここから勉強を始めて半年後(2023年初夏ごろ)にTOEICを受験します。そしてその時何点取れるのか?
ということで学習ピラミッド理論の個人検証をやっていきたい思います。
流石に最近は英語やってなかったけど「昔取った杵柄」?筋トレの世界では「マッスルメモリー」?一度止めても結構戻るとのことですが果たして?
2)勉強再開のきっかけとなった一言
2022年11月5日(土)地元の本屋さんで、その日発売の『CNN English Express 12月号』をなんとなく立ち読みしていました。
たまたま読者コーナーが目に留まり、そしてその読者の一言が刺さりそのままレジに向かいました。「ああこれなら、続けられるかもね。」と今回はピンと来ました。
そして改めて「ちゃんとした、無駄にならない」英語勉強を再開しようと思いました。
でその刺さった一言とは「趣味と割り切る」ということでした。なんでしょうこの肩の荷が降りる感覚。これなら続けられると思いました。
そしてここからもう少し考えて─「モチベーションに頼らないでもやれる」にはどうするか、ということでいろいろ調べまして「習慣化する」という一つの結論に達しました。
これは歯磨きだと。
3)勉強再開で教材はやっぱりCNNEE
さて今回の教材ですが─再び『CNNEE』を買うことにします。
もうひとつの英語月刊誌の雄『EJイングリッシュ・ジャーナル』も手にとって検討はしましたが、見送りました。
・普段から毎日CNNを見ていること(主にテロップを見ているだけで聞いていはいないけど)
・CNNEEの高級な紙質が好き
・”Show Time Talk” なる大谷コーナーがある
・将来見返した時に ”ニュース” は記憶に残っていそう。
・手にとったときちょっとワクワクする。
・表紙も毎回(とは言わないけど)美しい。
信者か。
4)学習ピラミッドに従う
ラーニングピラミッドについてはググると多くのイメージ画像が出てきます。ひと目で分かりやすく「学習態度によって定着率が異なりますよ」という図です。

英語学習で当てはめれば、デモンストレーションから上は「インプット」相当、グループ討論以下が「アウトプット」相当でしょうか。
「英語の講義を聞く(5%)」「読書する(10%)」「ドラマを見る(20%)」などはインプットであり、学習定着率が低いことが示されています。
一方の「スピーキング(30%)」「ディベート(50%)」「英会話(75%)」「先生(90%)」などに行くほどは定着率が高いと言っている。
「だから英会話に通おう!(75%)」でもいいですが、費用対効果を含めまずはこの定着率の差をローコストで体験してみようという試み。
英会話に行かなくてもできるのは「英訳(30%〜)」ならできる。
ということで今後はアウトプットの練習(反訳)に方向転換してみます。
これをこれから半年のルール縛りとしてやっていく。ただ英訳は脳疲労するだろうから時間は短めに。そのかわり毎日やる、と言うことにしてみます。
さてさて。結果は半年後のTOEICの結果にて。
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(以上、2022年11月)
『TOEICを受験した』シリーズ続編:第3回
2023年春は準備をして:アウトプットの成果で800到達『TOEICを受験した』第3回